コロナ禍が生んだのは「分断」ではなく「余白」
関係性を強めるなど重要なところへ時間を注ぐため、効率化できるところは積極的にシステム化を図る、デジタル化は効果的な手段であるといえます。
コロナ禍ではテレワークなど急激に変わったコミュニケーションのあり方で、関係性の分断を取り上げられることが多くなっていますが、一方で、自分たちが能動的に仕事と関わり、自律的に時間を使い、自分から行動を起こす素地ができたのは、これから関係性の重点が大きく変わる積極的な変化ともいえます。
雑談が減ってコミュニケーションがなくなった、仕事での学びが受けられなくなったという嘆きも、逆にいえば、能動的に時間を管理し、働く時間の余白をうまく使って自ら学ぼうとする人が伸びる時代になったといえるわけです。
人生100年時代、生産年齢人口の減少により労働形態も変わり、キャリアや価値観の多様化が進んでいるところへ新型コロナウイルスの流行が追い打ちをかけ、職場の関係性が大きく変わろうとしています。
自律的な生き方の多様性を認め、個を満たす環境を整えることが急務です。「信頼の文化」の職場づくりはその第1歩といえます。そして、チームに関わる1人ひとりの健やかさをデジタル管理で支援する健康管理システムは、信頼の文化づくりの強力な推進力となります。
これからますます個の関係性が多様になり、企業経営の鍵を握るのが「人」へとシフトします。自律的・能動的に活躍するための人材への投資が重要になってくるでしょう。
矢嶋 収
株式会社WellGo 営業戦略部
マーケティング責任者 兼 セールス
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