(※写真はイメージです/PIXTA)

相続には十人十色の事情があり、場合によっては家族や親族同士の関係を壊してしまうこともあります。そうした事態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。相続に必要な知識や相続を円満に進めるコツについて、後藤光氏が代表を務める株式会社サステナブルスタイルが運営する、相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』の記事から、一部編集してお届けします。

デジタル資産(遺産)の相続時のトラブルを防ぐためにやっておくべき相続対策とは?

相続人の中にはデジタル資産とは何なのか、よくわからない人もいるはずです。デジタル資産に関してトラブルが発生する恐れも十分想定されます。トラブル回避のため次の相続対策を講じておきましょう。

 

エンディングノートを有効活用

遺言書でデジタル資産の存在を明確にするのも良い方法ですが、より詳細にデジタル資産の内容を明記しておくため、エンディングノートに記載しましょう。

 

エンディングノートとは人生の終末について記したノートであり、遺言書のような法的強制力はないものの、遺産相続に関する希望や情報を明記できます。

 

エンディングノートには次の6つの情報を記載しましょう。

 

  • デジタル資産がどのくらいあるのかを示した一覧表
  • 取引で使用していたパソコンやスマートフォンのパスワード
  • デジタル資産にアクセスできる専用ID・パスワード
  • 取引所情報:取引所名、住所、電話番号、メールアドレス等
  • ネット銀行情報:銀行名・支店名、住所、電話番号、口座番号
  • ネット証券情報:証券会社名・支店名、住所、電話番号、口座番号

 

仮想通貨やNFTの情報の他、ネット銀行・ネット証券も利用していた場合は、漏れなく記載しておきます。

 

生前に現金化しておく

相続人がデジタル資産の手続きで手間取ることの無いように、生前に売却や円やドル等へ交換しておくのも良い方法です。そうすれば通常の金融資産として、相続人は安心して相続手続きが行えるはずです。

 

なお、デジタル資産として残すべきか、生前に現金化して残すべきか、判断に悩んだときは「相続診断士」へ相談してみましょう。相続全般の専門知識を有する相続診断士は、無料で相談に応じ、相談者の事情に合わせた的確な助言を行ってくれるはずです。

 

 

株式会社サステナブルスタイル

後藤 光

※本記事は、株式会社サステナブルスタイルが運営する相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』より転載したものです。

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