銀座で「松屋」は牛丼屋?百貨店? ひと言で判明「仕事ができる人」と「できない人」の違い

銀座で「松屋」は牛丼屋?百貨店? ひと言で判明「仕事ができる人」と「できない人」の違い
(※画像はイメージです/PIXTA)

優秀なリーダーは、「部下が成長できる“場”」をつくり、「強いチームを育てる」ことができる。実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、チームで結果を出し続けてきた嶋村吉洋氏が語る「リーダーの極意」とは?

「聞かないと伝えてこない人」の特徴

たとえば、まだ会ったことのない相手から、「このホテルのラウンジでお会いしましょう」と指定されて、ラウンジに入店したとします。

 

「先に入ってお待ちしています」と連絡をしてくれても、こちらはその人に会ったことがないので、どんな容姿の人なのかもよくわかりません。行ってみたら、ラウンジは案外広くて人も多く、その人っぽい年齢層の人も数名いる。

 

その状態で、ラウンジのウェイターさんに、「◯◯さんという方と待ち合わせているのですが……」と伝えると、その方が、「◯◯さんはいらっしゃいますか」と聞いてまわってくれる。

 

そうすると、「はい、私です」などと待ち合わせの相手が当たり前のように応える。そんな人に出会うことがあるたびに、他人事ながら勝手に心配してしまいます。

 

最近ではLINEやメッセンジャーなどで、すぐにやりとりをできるようになってはいますが、こちらからいちいち聞かないと伝えてこないというような人も、かなり多い印象です。そういう人に限って電話に出てくれず、LINEも既読になりません。

「牛丼屋の松屋…」の一言が、大幅な時間削減に

多くの普通のリーダーは、このように伝えるのではないでしょうか? 相手「先にラウンジに入りました。お待ちしています」自分「了解しました。私はグレーのスーツに赤いネクタイをしていますが、どのような格好をされていますか?」相手「白い開襟シャツです」というような説明を、あらかじめしておくのです。

 

「松屋が……」という説明をするときも、「松屋って、牛丼屋の松屋ですよね?」と聞き返されないように、「牛丼屋の松屋が」と言っておくのです。

 

銀座で「松屋まで」と伝えると、多くの場合、百貨店の松屋銀座に降ろされてしまうことになります。そうやって、常々伝えるための小さな工夫をしていくと、結果としてかなりの時間の削減につながります。

 

「相手に理解させる表現力」を持つと、自分の時間にそれだけ余裕ができるのです。

 

嶋村 吉洋

実業家

投資家

映画プロデューサー

 

※ 本連載は、嶋村吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

うまくいくリーダーだけが知っていること

うまくいくリーダーだけが知っていること

嶋村 吉洋

きずな出版

カリスマ経営者、初の出版! 10代で起業、実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、 現在は投資家として活動する、実業家・投資家の嶋村吉洋が語る「リーダーの極意」。 チームとは、自分…

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