(※写真はイメージです/PIXTA)

相続には十人十色の事情があり、場合によっては家族や親族同士の関係を壊してしまうこともあります。そうした事態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。相続に必要な知識や相続を円満に進めるコツについて、後藤光氏が代表を務める株式会社サステナブルスタイルが運営する、相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』の記事から、一部編集してお届けします。

 

エンディングノートを書く

 

エンディングノートに書く内容には、様々なものを含みます。定型はありません。エンディングノートには、一般的に、以下のような内容が書かれます。

 

①自分について

 

❶氏名、生年月日、本籍地、血液型、❷資格、免許、❸入会しているクラブ、団体、❹家族への思いなど

 

②医療・介護について

 

❶受診先、飲んでいる薬、注意点、❷介護についての希望、❸病名や余命の告知について、❹延命治療、臓器提供についてなど

 

③資産・負債について

 

❶金融資産(預貯金、有価証券、保険、クレジットカード、貸金庫)、❷公的年金、❸不動産(種類、所在地、面積、抵当権の有無)、❹重要な動産(貴金属、書画・骨董、宝飾品、車)、❺デジタル資産、➏貸付金、➐借入金、ローン、❽公共料金、税金など

 

④これからについて

 

❶やりたいこと、❷行きたい場所、❸最期の過ごし方、❹終末期の希望、❺保険証、年金証書、遺言書の保管場所、➏葬式・お墓、ペットの扱い、手続きを要する契約、遺品整理の内容、相続などの死後のことなど

 

エンディングノートには法的拘束力はありませんが、上述した内容を書くことによって自分の思いを家族へのメッセージとして伝えることができます。

断捨離するか否かの基準はどうするべきか

断捨離するか否かの基準はどうするべきかについて見てみましょう。以下では、断捨離についての全体的な基準と個別的な基準に分けて検討します。

 

断捨離についての全体的な基準

断捨離についての全体的な基準は、以下のようになります。

 

  1. ゴミといえる物、壊れている物、汚れている物、使えなくなった物、使っていない物、期限切れの物、中身を思い出せない物、存在を忘れていた物、デジタル化できる物
  2. 今の自分にとって必要でない物、これからの人生で必要でない物
  3. なくても困らない物、今の自分にふさわしくない不適な物、自分の感性で違和感があり不快な物

 

断捨離についての個別的な基準

断捨離についての個別的な基準は、以下のようになります。

 

衣類

 

衣類について、断捨離するか否かの基準は以下のようになります。

 

  1. ほつれていたり、汚れが取れなくなっている
  2. 1年以上、あるいは2年以上など期限を設けた上で着ていない
  3. 現在の自分の体型に合っていない
  4. 現在の年齢に合っていない
  5. 時代遅れや流行遅れ
  6. 着用して外出するのに躊躇する

 

家電製品

 

家電製品について、断捨離するか否かの基準は以下のようになります。

 

  1. 壊れていて、修理不可能
  2. 1年間使用していない
  3. 同じ機能を持っている
  4. 消費電力が高く場所を取る

 

本・雑誌

 

本・雑誌について、断捨離するか否かの基準は以下のようになります。

 

  1. 一度読んだだけで、もう一度読む可能性ない
  2. 1年間再読していない
  3. 日常的に使用していない資格試験等のテキスト

 

※本記事は、株式会社サステナブルスタイルが運営する相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』より転載したものです。

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