(※写真はイメージです/PIXTA)

2022年、世界情勢は大きく変動しました。これを受け、今後の日本経済はどうなっていくのでしょうか? ストラテジストの菅下清廣氏は、2023年~25年にDX・デジタル関連株から大化けする日本株が出る、と予想します。その理由について、本記事で詳しくみていきましょう。

今後狙い目の「4種の投資テーマ」

この2022年後半からの狙い目の投資テーマは、

 

1.資産インフレ関連株
2.高利回り資産株
3.マネーゲーム関連株
4.DX・デジタル&グリーン国策関連株

 

この4テーマです。このなかで、まず資産インフレ関連株とマネーゲーム関連株が、上がってくると予想します。

 

なぜなら、日本企業の業績がよくなってくるのはこれからなので、業績相場になる前に金あまりで、需給で動く資産インフレやマネーゲーム関連株が動いてくると思われるからです。そして、1000兆円の個人金融資産が株式市場に入ってくるとすると、まず高利回りの資産株に入ってくる可能性が高い。

 

いまは銀行にお金を預けていても金利がつかない。それが日本の損保株などを持っていれば4%~5%の配当です。株投資の初心者の方がそこに入ってくる可能性があります。1000兆円の金融資産の一部がこれから株式市場に入ってくるとしても、その多くは株式投資をこれまでやっていなかった人です。株式投資の経験がないから、銀行や郵便局に預けたり、タンス預金していたわけですから。

 

そういう初心者は、おそらく高利回りの資産株に向かうでしょう。積み立て型の投資信託にはすでに入ってきています。とくにいまはドル建ての積み立て型の投資信託に個人のマネーが入ってきている。

 

なぜかというと円安が続いているからです。ドルが強くて円が弱い。このドル高円安は当分続きます。急激に130円台まで円安になったので、当面はちょっと円高になる局面はあるでしょうが。

 

株価も急に上がると、必ず押し目があります。この押し目というのは、だいたい上げ幅の3分の1ぐらい、30%ぐらい下がります。1000円上がったら300円下がる。これが押し目です。急激に円安になったので、少し円高に戻すでしょうが、中長期的には円安トレンドがずっと続くと思います。なぜか。アメリカの金利は上がることはあっても、この後、下がることはほとんどないからです。

 

次ページ2023年~2025年、大本命は「DX・デジタル関連」株

本記事は、菅下清氏の著書『史上最強の資産インフレ相場で大化けする日本株を買え! 大円安・インフレで1000兆円が動き出す』(徳間書店)から一部を抜粋し、再編集したものです。

史上最強の資産インフレ相場で大化けする日本株を買え!

史上最強の資産インフレ相場で大化けする日本株を買え!

菅下 清廣

徳間書店

いよいよデフレが終わり、2023~2025年のゴールデン・サイクルの波に乗って日本は資産インフレで空前の好景気を迎える 日本の大復活する株30銘柄を紹介 アメリカのニューヨークダウは、2022年4月から5月にかけて8週連続で…

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