「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VXUS)の運用が2022年12月22日より始まりました。この投資信託の内容をはじめ、ETF「VEU」「VTI」「VT」「VOO」との違い、「楽天・VXUS」はどのような人におすすめかを、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
【楽天・VXUS】「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」はおすすめか?

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2022年11月28日、楽天投信投資顧問の公式ツイッターで「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VXUS)の運用を2022年12月22日より始めると発表し、YouTubeなどで話題になりました。

 

本記事では、

 

「楽天・VXUSって何?」

「米国株を除くとパフォーマンスが落ちるのでは?」

「楽天・VXUSはどのような人におすすめ?」

 

という疑問をお持ちの方に、楽天・VXUSの特徴をはじめ、ETFの「VXUS」との違い、類似したファンドとの比較などをわかりやすく解説します。

 

最後まで読めば、楽天・VXUSはどのような人におすすめで、投資すべきかどうかの判断ができるようになります。

 

1.「楽天・VXUS」は「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」の愛称

「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」
(楽天投信投資顧問のツイートより引用)

 

まずは、「楽天・VXUS」の商品概要を見ていきましょう。

 

■「楽天・VXUS」の概要

ファンド名

楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド
(愛称:「楽天・VXUS」)

商品分類 投資信託
連動する指数

FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス

投資対象 米国を除く世界の株式市場(98%をカバー)
基準価額 11,318円
信託報酬 0.202%(税込)
購入時手数料 0円
信託財産留保額 0円
純資産 7.66億円
トータルリターン データなし
分配金 未定
設定日 2022年12月22日
運用会社 楽天投信投資顧問
購入できる証券会社 楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、PayPay銀行

※純資産などは2023年5月2日時点の数字で、ウェルスアドバイザー株式会社のデータを使用

 

「楽天・VXUS」は、楽天投信投資顧問が2022年12月22日より運用を開始した投資信託「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」の愛称です。

 

「FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス」という米国を除く先進国株式市場および新興国株式市場の株価指数に連動するように設計されており、楽天・VXUSを買うと、米国を除く世界の株式市場の98%の国や地域に分散投資ができます。

 

楽天・VXUSを購入できる証券会社(販売会社)は現時点では5社だけですが、楽天投信投資顧問に電話で確認したところ、順次増やしていくとのことなので、詳細がわかり次第、本記事でもお伝えします。

 

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【補足1】「楽天・VXUS(投資信託)」と「VXUS(ETF)」の関係

「楽天・VXUS」は「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」という投資信託であるのに対し、「VXUS」と表記されるときはETF(上場投資信託)のことを指します。

 

2つの違いを説明すると、投資信託の「楽天・VXUS」は、次の図のように、真ん中の「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・マザーファンド」にいったん投資をします。

 

 

そして、「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」と「バンガード・FTSE・デベロップド・マーケッツETF(VEA)」という2つのETFに間接的に投資をすることで、「FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス」に連動する投資成果を目指します。

 

ちなみに、右側の2つのETFのうち、上の「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(Vanguard Total International Stock Index Fund ETF)」のことを「VXUS」と言い、同ETFを直接購入することも可能です。

 

 

【補足2】バンガード社とは

ETFの「VXUS」を運用している会社がバンガードで、「VXUS」の「V」は、「Vanguard(バンガード)」の頭文字の「V」のことです。

 

運用資産残高は2022年1月末時点で約8.1兆米ドル(当時の為替レート1米ドル=115円で計算すると、約931兆円)となっており、バンガードは世界最大級の運用会社として知られています。

バンガードの純資産総額推移
 
バンガードの純資産総額推移
(引用:楽天証券
 

バンガードは低コストのETFや投資信託を400本以上運用しており、ETF業界の平均経費率(保有コスト)が0.27%であるのに対して、バンガードが運用するETFの平均保有コストは0.07%と低水準です。そして、VXUSのコスト(経費率)も0.07%となっています。

 

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2.「楽天・VXUS」の投資先であるETF「VXUS」の商品概要

ETF「VXUS」の商品概要
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「楽天・VXUS」は2022年12月22日の運用開始でまだデータがないため、本章では、ETFの「VXUS」のデータを用いて、投資信託の「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VXUS)はどのような商品かを探っていきます。

 

なお、株価などの数字はBloombergの2023年3月1日時点のデータを使っています。

 

■ETF「VXUS」の概要

正式名称

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF

商品分類 海外ETF
ベンチマーク FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)
投資対象

米国を除く全世界株式の約98%

銘柄数 約7,900銘柄
株価 54.3ドル
経費率 0.07%
純資産 約7.2兆円
トータル
リターン

3ヵ月:+2.32%、3年:+5.64%、5年:+2.26%

決算 年4回(3月・6月・9月・12月)
直近配当金 0.6289ドル(2022年12月19日)
直近配当利回り 4.63%
設定日 2011年1月28日
運用会社 バンガード社
購入できる
証券会社
楽天証券、SBI証券、マネックス証券ほか

 

主な項目について解説します。

 

2.1.「VXUS」の株価

VXUS(ETF)の株価は54.3ドルで、1米ドル=135円で換算すると、日本円で大体7,300円で購入できます。

 

 

2.2.「VXUS」の国別の投資比率ベスト10

VXUS(ETF)の国別の投資比率の上位10ヵ国は、次のようになっています。

 

順位 比率
1位 日本 15.3%
2位 イギリス 10.3%
3位 中国 8.6%
4位 カナダ 7.4%
5位 フランス 6.5%
6位 スイス 5.8%
7位 オーストラリア 5.1%
8位 ドイツ 4.8%
9位 インド 4.5%
10位 台湾 4.2%

 

投資比率のトップは、日本の約15.3%です。そして、VXUSは米国を除く全世界の国や地域が投資対象なので、中国やインドなどの新興国も含まれていることがわかります。

 

 

2.3.「VXUS」の組入比率の上位10銘柄

VXUS(ETF)の組入比率の上位10銘柄は、以下のとおりです。聞いたことがある会社も多いのではないでしょうか?

 

順位 銘柄 組入比率
1位

台湾積体電路製造(TSMC)

1.48%
2位 ネスレ 1.15%
3位 テンセント・ホールディングス 1.02%
4位

ASMLホールディングス

0.93%
5位

サムスン電子

0.82%
6位 LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン 0.76%
7位 ロシュ・ホールディングス 0.76%
8位

ノボノルディスク

0.76%
9位 シェル 0.73%
10位 アリババグループ・ホールディング 0.81%

 

6位には、ルイヴィトンが入っています。

 

 

2.4.「VXUS」の組入銘柄の上位10業種

VXUS(ETF)の組入銘柄をセクター別に分類すると、上位10業種は次のようになります。

 

順位 業種 組入比率
1位 金融 22.50%
2位 ヘルスケアテクノロジー 8.82%
3位 非耐久消費財 8.12%
4位 電子テクノロジー 8.11%
5位 製造加工 5.60%
6位 テクノロジーサービス 5.22%
7位 エネルギー鉱物 5.15%
8位 資本財 4.40%
9位 耐久消費財 4.24%
10位 非エネルギー鉱物 4.23%

 

ご覧のように、金融セクターの比率が最も多いことがわかります。

 

 

2.5.「VXUS」のチャート

VXUS(ETF)の設定月である2011年1月からのチャートを、「ETFreplay.com」というツールで見てみましょう。

 

VXUSのチャート

 

ご覧のように、VXUS(ETF)の設定来のトータルリターンは、+48.3%となっています。

 

 

2.6.「VXUS」の利回り

VXUS(ETF)の設定来のトータルリターンは+48.3%ですが、今度は期間を区切った利回りを見てみましょう。

 

運用期間 トータルリターン
3ヵ月 +2.32%
3年 +5.64%
5年 +2.26%

 

米国の株価はニュースなどでよく耳にしますが、ETFのVXUSの株価を見ることで米国を除く世界の株式市場の推移をチェックできます。

 

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3. バンガードの4つのETF「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」を比較

バンガードの4つのETF「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」を比較
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

VXUSの特徴を見てきたところで気になるのが、他のETFと比べたときの運用成績です。

 

本章では、バンガードが運用する400本以上の商品のうち、4つのETFを比較します。

 

3.1.「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」の比較表

バンガードが運用するVXUSに似たETFを比べてみましょう。

 

なお、次の②のVEUもVXUSと同じように米国を除く全世界に投資をしますが、小型株には投資せず、銘柄数はVXUSと比べて少ないのが特徴です。

 

■「VXUS」と「VEU」「VTI」「VT」の比較

ETF ① VXUS ② VEU ③ VTI ④ VT
正式名称

バンガード・
トータル・
インターナショナル・
ストック
(除く米国)ETF

バンガード・
FTSE・
オールワールド
除米国ETF

バンガード・
トータル・
ストック・
マーケットETF

バンガード・
トータル・
ワールド・
ストックETF

連動する
指数

FTSEグローバル・
オールキャップ
(除く米国)
インデックス

FTSEオールワールド・
(除く米国)
インデックス

CRSP US
トータル・
マーケット・
インデックス

FTSEグローバル・
オールキャップ・
インデックス

投資対象

米国を除く全世界の
先進国と新興国
(大型・中型・小型株)

米国を除く全世界の
先進国と新興国
(大型・中型株)
全米 全世界
銘柄数 約7,900社 約3,700社 約4,000社 約8,000社
経費率 0.07% 0.07% 0.03% 0.07%
設定日 2017年9月29日 2007年3月2日 2017年9月29日 2008年6月26日

※銘柄名をクリックすると、最新の株価やチャートなどが見れます。

 

ご覧のように、頭に「V」がつく似たような名前のETFばかりで混乱してしまいそうです。

 

しかし、名前を暗記するのではなく、「米国を除く全世界に投資をする」「米国だけに投資をする」「米国を含む全世界に投資をする」などの特徴をざっくり把握できれば大丈夫です。

 

 

3.2.「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」の比較チャート

次に、先ほどの4つのETFの過去10年間のチャートを「ETFreplay.com」を使って比較してみましょう。

 

緑と水色が重なって見えにくいかもしれませんが、グラフの色は次のようになっています。

 

  • VXUS:緑
  • VEU:水色
  • VTI:黄色
  • VT:黒

 

「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」の比較チャート

 

過去10年間のトータルリターンを表で整理すると、次のようになります。

 

■「VXUS」「VEU」「VTI」「VT」のトータルリターン比較

  VXUS(緑) VEU(水色) VTI(黄色) VT(黒)
10年間の
トータル
リターン
+54.9% +54.7% +225.8% +129.4%
投資対象

米国を除く全世界の
先進国と新興国
(大型・中型・小型株)

米国を除く全世界の
先進国と新興国
(大型・中型株)
全米 全世界
銘柄数 約7,900社 約3,700社 約4,000社 約8,000社
経費率 0.07% 0.07% 0.03% 0.07%

 

ご覧のように、米国を除くVXUS(緑)やVEU(水色)に投資をするよりも、米国だけのVTI(黄色)や全世界のVT(黒)に投資をしたほうがパフォーマンスは良好だったことがわかります。

 

そこで疑問に思うのが、運用成績が劣る米国株を除くVXUS(緑)にあえて投資をする意味があるのか?ということ。

 

次章で解説していきます。

 

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4. 投資信託「楽天・VXUS」を買うメリット・デメリット

楽天VXUSのメリット・デメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

過去10年間のチャートを見ると、ETFのVXTSは、米国株式市場に上場している企業のほぼ100%にあたる約4,000銘柄に投資できるVTIよりパフォーマンスが劣ることがわかりました。そしてこれは当然、投資信託でも同じです。

 

それでは、投資信託の「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VXUS)に投資するメリットとデメリットは何でしょうか?

 

それぞれ解説します。

4.1. メリット:米国株だけに投資するリスクを軽減できる

楽天VXUSに投資するメリット:米国株だけに投資するリスクを軽減できる
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

つみたてNISAやiDeCoなどで米国株式型のインデックスファンドだけを積み立てている人は、楽天・VXTSを加えることで米国の株価に運用成績が左右されるリスクを軽減することができます。

 

最近の資産形成のセオリーでは、「米国株」もしくは、米国株に60~70%を投資する「全世界株式」もしくは「先進国株式」のインデックスファンドを毎月コツコツ積立買付する方法が主流になっています。

 

なぜ米国が人気なのかを簡単に説明すると、米国は移民の受け入れにより労働者の数とともに国内総生産(=GDP)も増加し、中長期的な株価の上昇が期待できるからです。

 

しかし筆者は、過去のチャートが右肩上がりだからという理由だけで米国株式型1本で運用をすることはリスクが高いと考えています。なぜなら、10年後や20年後も米国株が上昇し続ける保証はなく、米国が戦争を始めて経済が停滞したり、米国に代わる国が覇権を握って米国が経済大国から脱落したりする可能性もゼロではないからです。

 

そのため、米国株式型のインデックスファンドだけを保有している人には、楽天・VXUSを加えることで、米国株頼みになりがちな投資リスクを軽減できるメリットがあります。

 

 

4.2. デメリット:米国株より運用成績が劣る

VXUSのETFのチャートを見ると、楽天・VXUSが米国株式型より高い運用成績をあげることは期待できません。

 

改めて「ETFreplay.com」のチャートを使って確認してみましょう。比較するのは、次の3つのETFです。

 

  • VXUS:緑
  • VOO:水色
  • VTI:黄色

 

2番目のVOO(水色)は、米国を代表する500社で構成された株価指数「S&P500指数」に連動するように設計されたETFです(筆者は、「VOO」の「OO」を「500」の「00」と連想させて覚えています)。

 

そして、3番目のVTI(黄色)は、先ほども登場した、米国の上場企業のほぼ100%に投資をするETFです。

 

「VXUS」と「VOO」と「VTI」のチャート比較

 

米国の500社が対象のVOO(水色)と米国の約4,000社が対象のVTI(黄色)の2つはほぼ同じ動きをするので重なって見えにくいですが、米国を除くVXUS(緑)は、米国株よりパフォーマンスが劣っていることは明らかです。

 

しかし、メリットでお伝えしたように、このVXUSの値動きの特性を逆手に取り、米国株式型のインデックスファンドだけに投資をしている人は、楽天・VXTSを加えることで、米国株頼みの投資リスクを下げることができるのです。

 

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5. よくある質問

楽天VXUSに関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、楽天・VXUSに関してよくある質問に5つ回答します。

Q1.「楽天・VXUS」1本だけに投資するのはアリですか?

楽天・VXUSを資産運用の柱にすることはおすすめしません。あくまでも、米国株式型のインデックスファンド1本に投資するリスクを軽減する目的で組み入れることを検討しましょう。

 

ただし、「全世界株式」「先進国株式」のどちらかであれば、米国株への投資は最初から60~70%程度に抑えられています。そのため、米国株だけに偏って投資をするのは怖いという人は、最初から「全世界株式」「先進国株式」を選ぶのも有効です。

 

Q2.「楽天・VXUS」はつみたてNISAでも買えますか?

つみたてNISAの対象銘柄に選ばれるためには実績が必要なので、2022年12月22日から運用が開始された楽天・VXUSはまだ指定されていません。ただし、今後選定される可能性は十分あります。

 

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Q3.「楽天・VXUS」はiDeCoでも買えますか?

楽天・VXUSは2022年12月22日に運用が始まったばかりで、まだどこの証券会社のiDeCoでも取り扱っていません。

 

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Q4.「楽天・VXUS」はSBI証券でも買えますか?

楽天・VXUSは、SBI証券では買えません。

 

Q5.「楽天・VXUS」はどこで取り扱っていますか?

楽天・VXUSが買えるのは、2023年5月4日時点で次の5社です。

 

  1. 楽天証券
  2. マネックス証券
  3. 松井証券
  4. auカブコム証券
  5. PayPay銀行

 

新たに取り扱いを開始した金融機関があれば、情報を随時更新します。

 

まとめ:「楽天・VXUS」がおすすめの人

楽天VXUSがおすすめの人
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この記事では、「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VXUS)について解説しました。

 

繰り返しになりますが、楽天・VXUSは、今後も力強く株価が上昇する可能性を秘めた米国株をあえて投資対象から外した投資信託です。そのため、楽天・VXUSだけに集中投資することは賢明とは言えません。

 

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本記事を参考にして投資先の選択肢を増やし、あなたの資産運用にお役立てください。

 

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