今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが、自分がもつノウハウを売る「コンサルタント」として「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。
池上彰から学ぶ「わかりやすさ」の重要性
数多くのベストセラーを出版し、テレビでも活躍中の池上彰さんは、NHK時代に「週刊こどもニュース」の解説をしていました。
この番組は子ども向けのニュース番組でしたが、そのわかりやすさが評判となり、大人からも支持されました。
フリーになってからの人気番組「池上彰の学べるニュース」の原点とも言えるでしょう。書店でも『14歳からの○○』といったタイトルの本が売れていることがありますが、こちらも子どもが購入しているだけでなく、分かりやすく書かれた本を買いたい大人からも支持されているようです。
これらのことからも分かるように、クライアントには、小学生や中学生でも分かるくらいにかみ砕いて伝えることが必要で、これが意外と難しいのです。
ですから、伝える技術を学ぶことは必須のスキルです。
こうした技術を一番に身に付ける術が読書です。
難しい専門用語が出てきたら調べて分かりやすい言葉に言い換える、日本語を日本語に翻訳する技術です。いい表現が出てきたら、商談で使ってみる、これらを繰り返していくことで、わかりやすく伝える手法が身に付いていくのです。
松尾 昭仁
ネクストサービス株式会社
代表取締役
ネクストサービス株式会社
代表取締役
士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
著作は28冊。中国、韓国、台湾、タイでも翻訳出版されている。出版プロデュース実績は300冊越え。クライアントは医師、弁護士、税理士、政治家、会社経営者、自営業者、公務員、会社員、主婦、フリーターなど幅広い。
京都女子大学などの高等教育機関、東京商工会議所をはじめとする各種団体、リクルート社、明治安田生命、SMBCコンサルティングなどの民間企業より、講演、セミナー、研修依頼を受ける講師であり、テレビ、ラジオ、新聞、ネット媒体隊からの取材も多い起業家。
趣味はラン&ラーメン。ラン(ジョギング)は月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年12月ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』(集英社)、『誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書』(秀和システム)、『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(日本実業出版社)、『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』(自由国民社)など。
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連載ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法