(※写真はイメージです/PIXTA)

今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが、自分がもつノウハウを売る「コンサルタント」として「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。

「FTTP」が新たなビジネスアイデアを生み出す

あらゆることを「複合的に(F)徹底的に(TT)、パクる(P)」のです。

 

高級ホテルに行ったら「なぜ金額が高くてもお客様がくるのか」探る。

 

人気レストランに行ったら「なぜ繁盛しているのか」探る。

 

ディズニーランドに行ったら「どうしてこんなに楽しいのか」探る。

 

そうして考え抜いたその答えを複合的に組み合わせて、「高価格でも多くのお客様に支持されるコンサル手法」に落とし込むのです。

 

こういう掛け合わせ、組み合わせができたら、それはあなたのオリジナルコンテンツ。

 

特定の人の手法だけを真似たら模倣ですが、いろいろな方法を組み合わせれば、十分にオリジナル。

 

本を読むときも、1つだけではなく複数の本からビジネスの種・手法を学んでいきましょう。そしてヒントを見つけたら、アレンジします。

 

おすすめはページの脇にそれを書いておくこと。暗記するために本を読んではだめです。「FTTP」するために読むのですから。本はメモだらけにしたっていいのです。

「伝える技術」が、自然とマスターできる読書術

コンサルタントには難しい専門用語、カタカナ用語をたくさん使う職業というイメージをよく持たれがちです。

 

たしかに、一部のコンサルタントにはそういった人もいます。本を読めばそういった交渉術があるのも分かると思います。

 

用語名はさておき、そういったやり方の目的は得てして専門用語や難しい手法を紹介してクライアントをけむに巻いて、「よくわからないけれどすごい!」と思わせて高額料金の根拠にしたり、コンサルを受注するきっかけをつくったりすることにあるようです。

 

しかし、今はSNSなどもあり、悪いやり方をすれば、すぐに本物か偽物かが、ばれてしまいます。

 

ですから、とにかく、クライアントに分かりやすく、成果のだしやすいものを提供しましょう。この観点から考えると、特に個人にコンサルするときには専門用語を出してはいけません。

 

法人と違って、自分でお金を出してきているクライアントですから、成果にはシビアです。理解できない話ばかりする人にはお金を払おうとは思わないでしょう。ですから、分かりやすく伝える技術がコンサルタントには必要なのです。

 

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ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法

ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法

松尾 昭仁

自由国民社

ひとり社長になって、どのように稼いでいけばいいのか、 ひとりで事業を回し、年商をあげてきた著者が教えます。 年収が上がらないのはなぜか? いきなり会社を立ち上げるべきか? ひとり社長になった後どうやって稼げば…

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