空き駐車場問題を解決する「7つのポイント」
空き駐車場問題には次のような解決策が考えられる。
1.外部駐車場の利用者を呼び戻す
陣内さんのマンションでも行っているが、アンケートなどで利用状況を把握し、空き駐車場の周知と駐車場使用の呼びかけを行う。
マンション内の駐車場のほうが外部駐車場より使用料が安価に設定されていたり、大規模マンションでもない限りマンション内のほうが利便性がよいため、呼び戻すことで解決することもある。
いかに居住者が情報難民にならないよう空き駐車場の状況を周知させるかが重要である。
2.駐車場使用料の改定とルールの見直し
マンションの駐車場使用料やルールは、新築時に設定されていることが多い。現在の状況にあった駐車場使用料への改定とルールの見直しを行う。
使用料は、必ずシミュレーションし収支分岐点を見極めてから改定する。その際、外部駐車場の使用料(相場)との兼ね合いや現使用者などの意見をよく聞くことが重要だ。
陣内さんのマンションでも値上げを検討したが現契約者から反対の意見が多かった。また1住戸につき1台までの使用制限があるなら、管理規約や使用細則を見直し、空きがある場合は複数台の使用ができるようにする。
なお、今後のことを考えると普通決議で改定できる使用細則(管理規約は特別決議)でルール決めをしたほうが運用しやすい。
3.駐車場会計の新設
管理費会計、修繕積立金会計のほかに、駐車場のみで収支する、「駐車場会計」を新たに設け分離して会計処理を行う。
陣内さんのマンションでもアンケートや説明会開催時に、駐車場を使用しない所有者から使用もしていない施設の費用をなぜ負担しなければいけないのかと疑問やクレームがでていた。このように駐車場に関するトラブルは、駐車場を使用していない所有者に不満が内在しやすい。
なお、分離する際はくれぐれも管理組合会計の収支バランスと合意形成に配慮すること。
注目のセミナー情報
【事業投資】4月10日(水)開催
低リスク&安定収益、しかも手間なし
海外550店舗展開の革新的フィットネスFC
女性専用AIパーソナルジム「FURDI」
異業種でも安心の「運営代行モデル」を徹底解説
【国内不動産】4月13日(土)開催
実質利回り15%&短期償却で節税を実現
<安定>かつ<高稼働>が続く
屋内型「トランクルーム投資」成功の秘訣