(※写真はイメージです/PIXTA)

マンションの駐車場は、管理組合にとって大事な収入源の1つです。空きが目立ってしまうと、マンション全体の修繕が滞ったり管理費の値上げをせざるをえなくなるなど、その被害は住民全体にまで波及します。そこで、マンショントレンド評論家として数々のメディアで発信を行う日下部理絵氏が、駐車場の空き問題を解決するための「7つのポイント」について、事例を交えて解説します。

空きスペースの有効活用やカーシェアの導入も効果的

4.平面式駐車場や機械式駐車場のスペースを有効活用

平面式駐車場や機械式駐車場のスペースを、駐輪場(自転車置場)やバイク置場、トランクルーム(物置)などに転用する。ただし使用料などは、駐車場使用料より安価になることが多い。転用時の費用なども勘案し赤字転落しないよう配慮すること。

 

5.外部貸し

来客用の時間貸しは管理組合で運営し、月極等は外部の駐車場事業者に運営を委託することが多い。管理組合で運営する場合は、募集方法、運営ルールなどが課題となる。

 

外部に駐車場として貸し出す場合、敷地内に部外者が入ってくるためセキュリティが懸念される。

 

また外部に貸す使用料との差で乖離が生じやすく不満が内在しやすい。税金処理は事業者が行うのか、管理組合が行うならその手間や専門家に依頼する場合は費用も含めてよく検討すること。

 

6.機械式駐車場の改修や撤去

事例のように改修、機械式駐車場を撤去、地下ピットがある場合は埋設するなど、費用対効果をよく検討してから判断したい。

 

ただし、マンションの建築許可条件に「駐車場附置義務」がある場合は、注意すること。この義務がある場合、駐車場は附置義務台数を確保する必要がある。特に郊外型のマンションに多く、変更、解体撤去する際は自治体に確認すること。

 

7.カーシェアリングの導入

他の解決策と併用し、管理組合専用の自動車を導入するという手もある。利用者は必要時に利用でき、所有時にかかる駐車場代、保険料、各種税金、車検代が不要になりコストを削減できるメリットがある。カーシェアリングの導入で空き駐車場を有効活用する。

 

 

日下部 理絵

マンショントレンド評論家

オフィス・日下部 代表

 

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※本連載は日下部理絵氏の著書『60歳からのマンション学』(講談社+α新書)から一部を抜粋し、再編集したものです。

60歳からのマンション学

60歳からのマンション学

日下部 理絵

講談社

私たちは、本当にマンションを終の棲家にできるのか? 2030年、分譲マンション約780万戸のうち、築30年以上が過半数を超える。現在、安全・安心・快適なマンションへの永住指向が強まる一方、自らの老いとマンション老朽化…

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