「負動産」はリフォームしたほうがいいケースも
ここまで散々、売り出す時にリフォームは不要だといってきたが、「負動産」の時だけはリフォームを行ったほうがいいこともある。
たとえば、供給過多で購入希望者が少ないエリアの場合、買い主に選ばれるために何かアピールポイントが必要である。
そうした場合、モデルルームのように設置した家具を一式プレゼントするとか、リフォームして見栄えを良くするなどが考えられる。
つまり、高く売るためのリフォームではなく、「そのままだと売れないので、苦肉の策としてのリフォーム」を選択せざるを得ないというものだ。
なお、売却時にリフォームを検討する場合は、まずは同じマンション内をはじめ、近隣の競合物件の相場を把握することをおすすめしたい。それには、SUUMOなどの不動産ウェブサイトを検索したり、ポストに入っているチラシを見たり、不動産屋に査定依頼をしたりするのが有効である。
安価で付加価値をつけられる「3つの選択肢」
また売り出し前にフルリフォームするほどのお金をかけるのはおすすめしないが、安価にでき比較的効果がある方法をご紹介したい。
1.ハウスクリーニング
売り出す際に自分で徹底的に掃除するのもいいが、プロによるハウスクリーニングを行うほうがよりいい。
中古マンションは、内見時の印象が鍵を握る。ハウスクリーニングはリフォームより費用を抑えつつ、気になる箇所をキレイに見せることができるため効果的である。
しかし、ハウスクリーニングもやみくもに行うより、効率的に依頼して無駄な費用を抑えられるといいので、水回りに絞るのがおすすめである。
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、買主が気になる場所であり、プロと素人の掃除では質に差が出やすいためだ。
また費用に余裕があれば、玄関、ベランダと窓も部屋の印象が変わるため依頼するとよい。なるべく生活感を取り除き清潔感を出すため、効率的にプロの手を借りるべきである。
2.傷や汚れの補修
リフォームしない場合でも、内見時の印象を良くするため、壁紙やフローリングの目立つ傷や汚れは、補修しておいたほうがいい。傷が多い部屋は、他にも不具合があるのではと思われがちである。補修は100円ショップやホームセンターで購入できる道具で簡単に行える。
3.プチリフォーム
少額費用なのに物件が美しく見えるようなリフォームは内見時の印象をアップさせる。
たとえば、壁紙や畳替えなどは比較的安価で新しくでき、かつ見た目の印象を大幅に変えられる。また水栓や電気のスイッチプレートの交換などもおすすめだ。金銭的な余裕があればトイレのリフォームもいいだろう。なるべく生活感を消すのがポイントである。
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