大金を失う投資家がいる一方、資産倍増、3倍増に成功する投資家がいます。「先読みができる人とできない人の差」は何か? 成功する投資家はどこを見ているのか? 投資のなかでも特に株式投資について「不動産投資、暗号資産などに比べ、少ない労力でリターンを得やすい」と指摘するストラテジストの菅下清廣氏が、優良株を見極めるポイントについて解説します。

「市場を先読みする技術」はすべての投資に応用可能

私が長年の株価研究の集大成として開発した波動理論と名づけた理論を勉強し、何年かかけて習得していただけるようレクチャーしていますが、波動理論をしっかり身につけた上で株式投資に活かしている人の中には、億単位の大きな利益を上げている人もいます。

 

「市場を先読みできるようになって、大きく損をしなくなった」

「先読みできるようになって、的確な売買のタイミングがわかるようになった」

「給与の倍稼いた」

「ビルを持つことができた」

 

など、株で大きく資産を殖やすことに成功した人の話を聞くと、私も我がことのように嬉しい気持ちになります。「市場を先読みする技術」は投資家にとって最強のツールとなり得るのです。

「時間の波動」と「価格の波動」

とくに2つの波動、「時間の波動」(日柄)と「価格の波動」(値ごろ)が大切です。理論だけわかっても実際の投資ですぐに役立つものではありません。実践も必要ですし、チャートを見ながら市場を先読みする訓練、練習ももちろん必要です。

 

まずは本書で、しっかりと波動の基礎を学んでください。タイトルにも冠しましたが、投資で成功するには、波動と日柄を読めるようになることが何よりも大切です。

 

時間の波動を知っているだけで、柔道で言えば白帯から茶帯ぐらいにはなれる。私自身の投資実績もそうですが、理論を習得した人たちの成功事例を見れば明らかだと自信を持って申し上げておきましょう。

 

波動を知らないと損をします。でも、「波動はよくわからない」という人が多いです。個人投資家でも、プロの投資家でも、「時間の波動」をわかっている人は非常に少ない。

 

たとえダブルトップやダブルボトムを知っていても、「時間の波動」、つまり日柄がわからない、読めない人が実に多いのです。

 

日柄を読むことができれば、株価の動きをかなりの精度で予想できるようになります。株価の天井、底を予測し、その気配、暗示を感じることができるようになってきます。

 

個別銘柄でも日経平均株価など全体の動きでも、波動は共通していますから応用が利いて便利です。もちろん、ダウやナスダックも波動は共通しています。金でも原油でも、為替や金利も同じです。投資のすべてに応用できる、投資の方程式、それが波動です。

 

相場の波動には、時間の波動と価格の波動があります。時間の波動が日柄、価格の波動は値ごろです。ここでは入門編としてまず日柄、すなわち時間の波動から説明したいと思います。

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※ 本連載は、菅下 清廣氏の著書『資産はこの「黄金株」で殖やしなさい!番外編 株は波動が9割』(実務教育出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

資産はこの「黄金株」で殖やしなさい!番外編 株は波動が9割

資産はこの「黄金株」で殖やしなさい!番外編 株は波動が9割

菅下 清廣

実務教育出版

大金を失う投資家もいる一方で、資産倍増、3倍増に成功する投資家もいる。いったいこの差は何なのか。それは「先読みができる人とできない人の差」である。暴落、暴騰でも慌てない。リスクを避け、確かな売買タイミングを見極…

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