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子どもが自分で計画表をつくるための手順
■まずは親御さんが口頭で聞き取る
ここまでお読みくださりありがとうございます。本連載の締めくくりとして、お子さんが自分で計画表をつくれるようになるためのポイントをご紹介します。
まずは子どもが1番好きな科目から、1日単位でつくっていくのがコツです。そのときに欠かせないのは、親御さんからの声かけです。
「明日は、何を勉強する？」
「どこの単元をやりたい？」
と、子どもが意欲を持って取り組めるものをスケジューリングしていきます。
最初は子どもの言葉を親御さんが箇条書きにしてあげますが、だんだんと「△△ちゃんも書いてみたら？」とうながしながら、自分で書かせるようにします。
「どれを速くやる？」「どれをゆっくりやりたい？」と、「スピーディー学習」と「スロー学習」を意識させるような聞き方もいいですね。
「ストップウォッチを使ってやる？」「『デイリーサポート』をじっくりやってみる？」など、時間感覚と勉強の内容を「実感」させる問いかけも有効です。
計画表をつくり始める時期は、小4のゴールデンウィーク明け以降ならいつでも大丈夫です。もちろん小5・小6からでも間に合います。1〜2週間かけてつくっていければ十分です。
まとめると次のようになります。
・科目別に1日単位でつくっていく
・親が声かけ→親が箇条書き→子どもが自分で書く
・小4のゴールデンウィーク明け以降につくり始める。もちろん小5・小6からでも間に合う
・1〜2週間かけてつくればいい
最初から理想的な計画を立てるのは無理ですから、お子さんの得意不得意やご家庭の環境に合わせ、親子の会話を重ねながらつくっていきましょう。「スピーディー＆スロー」計画表を活用し、何度もつくり直しながら、小4から小6の3年間、「スピーディー＆スロー学習」を実践していってください。
西村 則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表
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