アメリカでは新型コロナウイルス感染症の流行により、「オンライン診療サービス」を提供する企業「テラドック・ヘルス」が台頭し、Amazon・Googleも参入するなど「医療サービス」の競争が激化しました。「テラドック・ヘルス」とは、どのような企業なのでしょうか、みていきましょう。
テラドックに挑むIT企業…オンライン医療攻防が激化
ちなみに、テラドックは赤字経営のため、当期純利益でマイナス計上されています。しかし、売上高は順調に増加しています。赤字経営となっているのは、企業買収を積極的に行っていることが主な原因です。しかし、そのおかげで、医療サービスの領域を拡大し続け、他社の追従がますます困難となる牙城を構築しているのです。売上高の増加理由もその買収による相乗効果であるため、まだまだ成長期の企業であるといえます。
AmazonやGoogleの参入により、オンライン医療のマーケットは拡大を続けるのか、あるいは淘汰されてしまうのか、今後のアメリカにおけるオンライン医療における攻防が注目されます。「巨人テラドックに挑むIT巨人達の攻防」という言い方は、決して大袈裟なことではないと思います。
残念なことは、このようなニュースは日本であまり知られていないということです。これについて、個人的にいろいろと思うところがありますが、日本でも世界に取り残されないオンライン診療の進展を期待したいものです。
鈴木 幹啓
すずきこどもクリニック院長
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すずきこどもクリニック 院長/株式会社オンラインドクター.com CEO
すずきこどもクリニック(小児科):http://www.suzukikodomo.jp/
【経歴】
自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任
イシャチョク:https://ishachoku.com/
【資格】
日本小児科学会認定小児科専門医、日本小児アレルギー学会
日本小児皮膚科学会、日本小児精神神経学会
(ケアマネジャー資格)(日本老年医学)(日本認知症学会)
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