(※写真はイメージです/PIXTA)

新型コロナウイルス禍をきっかけに、ビジネスだけでなく、プライベートでも「LINE」や「Zoom」といったオンラインツールの利用が急速に広がりを見せています。それらは使い方によっては思わぬ効用をもたらしてくれることがあります。ベストセラー『人は見た目が9割』(新潮新書)でおなじみの劇作家・演出家 竹内一郎氏が、著書『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』(春陽堂書店)で解説します。

プライベートにもビジネスにも一挙両得な「リモート飲み会」

リモート飲み会はコロナ禍のお陰で発見できた、大切なくつろぎの時間です。

 

無理に飲まされることもないし、暴言もありません。雰囲気を壊すような嫌な人も来ません。招待されなければ、逆立ちしても入ってこられないのですから。

 

もちろん、居酒屋でワイワイガヤガヤ賑やかに飲み語る楽しさも知っていますが、それとは別物の楽しさがリモート飲み会にはあります。

 

それにすっかりハマってしまい、2年も毎週続いています(用事がある人は休みますが)。

 

コロナ禍がなくては思いつかなかった付き合い方で、これは“儲け”でした。楽しみながら、結果的にオンラインツールに慣れていくこともできました。

 

リモート飲み会を試したことがない人は今からでも遅くありません。ぜひ体験してみてください。

 

オンライン会議などで緊張しながら参加するのとまったく違った感覚が味わえるはずです。

 

そうして気づいたら、リモートにも、画面に自分の顔が映ることにも抵抗がなくなっているかもしれません。

 

「この角度で映ると男前に見えるな」「照明がもう1つあると、顔色がよく映るな」「こんなふうに表情筋を動かせば、いい笑顔になるんだ」など、意外な発見があるかもしれません。

 

プライベートにも、ビジネスにも一挙両得なのがリモート飲み会なのです。

 

リモート飲み会で最も使われているツールは、Zoomでしょう。「Zoom飲み会」という言葉も定着しています。

 

Zoom飲み会の適正人数は3~5人です。多人数だと、やりにくくなります。話し始めのタイミングも取りづらく、「待ち」の時間が長くなります。

 

人の話を聞いていることが楽しい人にはよいかもしれませんが、自由なおしゃべりを楽しみたい人にとっては、楽しい時間にはならない気がします。

 

Zoom飲み会が楽しいのは、参加者が少なくて、話している人が誰だかわかることです(しゃべっている人の顔が囲まれるので)。

 

Aさんが話すと、Aさんの顔が囲まれて、Bさんに話が移ると、自然にBさんに囲いが行く感じが心地よいのです。バトンを渡していく感覚です。

 

バトンが渡され、話し始めるときは、話題を「自分に引っ張り込む感じで」少し大きめな声でしゃべるのがZoomのマナーです。

 

この呼吸は、会議でも生きます。

 

【重要!】リモート飲み会はビジネスにも役立つ。

 

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マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

竹内 一郎

春陽堂書店

115万部突破!! 『人は見た目が9割』(新潮新書 2005年)著者が、マスクをしたまま・リモートでのやりとり…、でも円滑なコミュニケーションを取る極意を伝授!

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