承認欲求・劣等感…負のループから抜け出す最良の方法は「自分を認めること」

向上心はどう生み出すのか？

他にも、モテない、キレイじゃない、ITが分からない、片づけができない、文章が苦手、運動音痴だ、絵心がない、スピーチが下手だ、自信がない、などの自己否定の気持ちを人は多く持っていますが、「そんな自分でも良い。ここからスタートだ」と思えた時に癒されてエネルギーが湧いてくるのです。

「それで良いと思ってしまったら、向上心がなくなるのではないか？」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

逆に、「今の自分ではダメだ」というスタンスだとガス欠になります。劣等感や欠乏感を動機にして行動すると人は苦しくなってしまうからです。

自己否定のエネルギーでずっと動ける人は多くありません。それよりも今の自分を認めて、その上でもっと良くなりたいというエネルギーのほうが長続きします。ずっと幸せな気持ちでいられますし、もっとその楽しい気持ちを味わいたいという前向きな欲求なので、ずっと努力を楽しむことができます。

自分を認められる、自分を好きになるということは、すべての人間の人生のゴールです。

しかし、多くの人はそれに気づかずに、誰かに認められようとして苦しんでしまうのです。努力をして何かを達成しよう、何かを得ようとします。また、何者かになろうとします。そして、挫折して苦しむのです。

その負のループから抜け出してもらい、今の自分を認められるように手助けすることには計り知れない大きな価値があります。