3.「健康」に関する欲求
人は健康に対して多くのお金を使います。命に係わるような病気の治療に、数十万円も数百万円もお金を使うことは想像しやすいと思います。生存欲求というものは人間の根本的な欲求ですので、ものすごく強力ですし、その分多くのお金を使います。また、命に別状はなくても、腰が痛ければ整体院に行き、歯が痛かったら歯医者に行きます。なぜなら、もうすでに「痛み」を感じていて、その痛みを取りたいという欲求が生まれているからです。
人は「痛み」があるとすぐに行動するのです。
同じ文字数の文章を書いても「欲求が強いほど単価が上がる」
このように、3つの強い欲求をご紹介しましたが、サービスの単価を上げたいのであれば、これらの強い欲求を扱えばいいわけです。
例えば、コーチングで考えてみると、「人間関係」の欲求を扱うなら、
- 婚活コーチング
- 職場の人間関係改善コーチング
「お金」の欲求であれば、
- 英語コーチング
- 転職コーチング
「健康」の欲求であれば、
- 腰痛、肩こり改善コーチング
- 体質改善コーチング
というようなサービスが考えられます。そして、それぞれ欲求の強さが異なり、お客様が払ってくれる金額も異なります。
第1章で、ライターのKさんが年収1千万円を超えていると書きましたが、普通はライターでそんな収入は得られません。ブログやSNSの執筆代行やWEBサイトの原稿料だと、なかなか単価が上がらないからです。
しかし、彼の場合は電子書籍の出版プロデュースというサービスを展開することで単価を上げることができました。
それは、お客様の「自分のブランドイメージを高めたい」「有名になりたい」「ファンを増やしたい」というお金に結びついた強い欲求を扱っているからです。同じ文字数の文章を書いても、欲求が強いほど単価が上がるわけです。