挑戦するのに学歴も経験も知識も資格もいらない
だから、これまでの常識や価値観の物差しで優秀だったり評価されたという人以外のところから、どんどんチャレンジャーが現れて新しいビジネスをつくっています。
この業界に慣習や伝統はありません。そういうものにとらわれずゼロから発想することによってこれまでにない新しいものを創造しようという業界であり、そういうマインドの人が集まっています。
今、企業の時価総額で世界1、2を争うアップルをつくったスティーブ・ジョブズだって、高校時代に幻覚剤のLSDにはまったり、大学を半年でやめたり、インドに憧れて出かけたけれど思ったより大変なところだと分かってすぐに帰国したり、自分で創業したアップルを解雇されたり、波瀾万丈の人生です。でもITはジョブズに世界一になるチャンスを与えました。
やりたいことに向かっていく強い意志はもちろんですが、伝統や習慣にこだわらない自由があったからこそだったのではないかと思います。
勉強嫌いでビジュアル系ロックバンドに10代後半の人生を捧げ、これといったITスキルもなくもちろんプログラミングもできない筆者が、正社員26人を擁するITエンジニア派遣企業の社長になれたのも、ITの世界だからです。
IT業界の若い会社に、学歴を聞くようなところはほとんどありません。筆者は勉強
してなかったけれども一応は理系なので、どうせ理系の人しかなれないんじゃないの?と
思われるかもしれませんが、理系・文系も関係なく、これまでITの世界で文系出身の人
が活躍しているのを見てきました。
筆者が社長になった今も文系出身の人を採用していますし、そのなかの多くの人が活躍しています。
経験も知識も資格も最初から完璧にもっている必要はありません。IT業界だからこそみんなゼロからスタートできます。こんなことがしたいという熱意とアイデアがあれば、大きな可能性が拓けます。
村岡 佑紀
株式会社リアルインベント 代表取締役社長
↓コチラも読まれています
ハーバード大学が運用で大成功!「オルタナティブ投資」は何が凄いのか
富裕層向け「J-ARC」新築RC造マンションが高い資産価値を維持する理由