フィリピンでいま、「セブン・イレブン」が増えている
セブン・イレブンを運営するフィリピンセブンコーポレーションは、上半期に161店舗の新規店舗を完成させ、2022年の目標である300店舗のネットワーク拡大の半分を超えたと発表しました。
上半期末時点で、セブン・イレブンの店舗数は3,241に達し、マニラ首都圏で1,057店舗、ルソン島(マニラ首都圏外)で1,402店舗、ビサヤ地方で464店舗、ミンダナオで318店舗となりました。
特に、ビサヤ・ミンダナオ地域の店舗数が急速に拡大しており、今後も拡大し続ける見込みです。
同社はまた、7月31日現在、946台のセブン銀行ATMを設置しており、2022年末までに1,854台までの普及を狙っているようです。
ATMを導入することにより、セブン・イレブンの店舗運営者は、店舗の売り上げを即入金できるとともに、顧客はATMから引き出した資金で買い物をするというサイクルが実現します。
こうしたなかで、フィリピンセブンは第2四半期に6億9,128万ペソの純利益を報告。昨年の1億324万ペソの純損失から黒字転換。上半期合計の純利益は8億9,041万ペソに達し、昨年の4億290万ペソの純損失から黒字転換しました。なお、売上高は、昨年の222 億ペソから35.9%増加の301億8,000万ペソまで拡大しています。
同社CEOタン氏は、インフレによるコスト上昇、サプライチェーンの問題、不安定な外国為替レート、金利の上昇などの課題に直面しているものの、グループの焦点を絞った戦略、製品の創造性、強力な市場ポジショニングにより、成長を維持できると述べています。
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