理科、社会は中1の学習内容を復習から
理科
中3になると、中1など早い時期の学習内容を忘れてしまっていることがあります。単元が独立している理科はその対策が必要なので復習をしました。自校作成問題の都立入試でも、理科と社会は共通問題です。苦手な単元を作らないように、中学の全履修範囲をひと通り対策しました。
「天体」は中3後半の学習内容で、息子は学校で授業時間が少なくあまり学習できなかったようでした。加えて、先取り学習が不十分だったため、実際に都立の共通入試で出題され、あまり得点できませんでした。結局、理科は得点が思ったほど伸びなかったこともあり、取りこぼしの単元ができてしまったことを反省しました。
このように数学と同様に、理科も先取り学習が必要な場合もありますので、授業の進み具合や入試の出題傾向などに注意してください。
使用した参考書例:
●『シグマベスト 最高水準問題集 理科 中1・中2・中3』(文英堂)
中1から中3まで、各単元とも標準的な問題と難関校レベルの2段階構成になっていて、段階的に実力をつけることができます。全単元を復習しながら力をつけていくイメージで活用しました。
社会
社会も理科と同様、早い時期の学習内容を復習する必要がある場合もありますが、理科と違い、時間的な流れの中で覚えていることも多いでしょう。ひと通り、中学の全履修範囲を復習しておきましょう。
使用した参考書例:
●『ハイクラステスト中学 社会(地理・歴史・公民)』(受験研究社)
●『シグマベスト 最高水準問題集 地理 中学1・2年』(文英堂)
●『シグマベスト 最高水準問題集 歴史 中学1~3年』(文英堂)
受験研究社の『ハイクラステスト中学 社会』は、中3の地理・歴史・公民の学習内容を1冊でひと通り対策できます。また、中1中2の復習が巻頭にあり、学習内容を整理することができます。
また、『最高水準問題集 歴史』は時代順の問題と分野別の問題の2構成になっており、総復習や受験勉強の仕上げに最適でした。
都立をはじめ、公立高校の社会の入試では、年表や地図、写真、史料など資料から読み解く問題の出題傾向が高まっています。知識を覚えるだけでなく、こうした問題に慣れるように参考書を活用して対策をしました。同じような構成・内容の参考書は、他にもたくさんあると思います。使用した参考書例はあくまでも参考にして、受験生本人に合った参考書を購入してください。