(※画像はイメージです/PIXTA)

難関校を目指す子どものほとんどは塾に通っています。ですが、これが「アタフタさん」を作ってしまう原因になり得るのです。塾の宿題が多すぎると子どもは、毎日「アタフタ」しながら勉強を繰り返しているのです。そんなとき親はどうすればいいのでしょうか。プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康氏が著書『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

子どもの1番近くにいる存在だからこそ

「スピード&スロー学習」の1週間計画表をつくるときも、また、計画を実践していく際にも、お子さんの大きな支えになるのが親御さんのフォローです。

 

私は次の2つが大事だと考えています。

 

親御さんの「スロー学習」2つのフォロー
フォロー①:宿題を取捨選択し、量を減らす
フォロー②:子どもが「何をすればいいか」をイメージできるように声かけをする

 

中学受験の学習がうまく進むかどうかは、親御さんのこの2つのフォローにかかっているといっても過言ではありません。

宿題を減らすには、コツがある

受験生の多くが「アタフタさん」になってしまう原因の1つが、塾の宿題の多さです。

 

大多数の受験生とその親御さんが、「宿題は全部やらなければいけない」と考え、膨大な時間を費やしています。とくに、小5の2学期以降はレベルが高まり量が増えます。この頃から、宿題を全部こなそうとして成績を下げる子どもが増えてきます。

 

塾でも「全部やるように」と言われるので、子どもがやり切ろうとするのは当たり前なのですが、だからこそ、親御さんから「ここは飛ばしてもいいんじゃない?」といったひと言があると、子どもは罪悪感を持たずに量を減らすことができます。

 

そのために、ぜひお子さんに教えてあげてほしいのが、塾の授業で1問の解説が終わった直後に、すべての問題に次のような基準で「○」「△」「×」の印をつけて分類する「○△×式」です。

 

○=「絶対、大丈夫!」(同じような問題が出ても、次も必ず解ける自信があるもの)

△=「たぶん大丈夫、ちょっと心配」(そこまでは自信が持てないもの)

×=「ムリ!」(さっぱり理解できなかったもの)

 

このように子ども自身に印をつけさせ、△印を中心に学習を進めるのです。

 

親御さんからよく相談を受けるのが、宿題に関することです。「宿題が多くて終わらない」「寝る時間がどうしても遅くなる」。だからもっと速く宿題を終えられる方法はないか……。

 

とくに小さい頃から公文や早期教育などで、たくさんの課題を正確にこなす学習が中心であった場合、「スピーディー」にすべて終えることを最優先しがちです。

 

次ページ宿題の問題を「○△×式」で分類する

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    ※本連載は、西村則康氏の著書『 難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

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    西村 則康

    日本能率協会マネジメントセンター

    難関校が求める「難問に向き合ったときでも試行錯誤できる子」「自分の頭で考えられる子」を育てる。スピーディー学習、基本的な処理能力を身につけるトレーニング、スロー学習、「いつもどおり」の安定した行動をとらせるため…

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