(※画像はイメージです/PIXTA)

同じ時間に就寝し起床する習慣をつけ、コンディションを整えていくことが、勉強の継続とパフォーマンスアップにつながります。「学習計画表」を確実に実行していくには何が必要なのでしょうか。プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康氏が著書『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

勉強時間と生活に必要な時間、自由時間を分ける

■同じ時間に寝て、起きる習慣を

 

※計画表(第12回参照)の、該当部分になります
※計画表(第12回参照)の、該当部分になります

 

まず、3つの「見える化」の①「勉強時間と生活に必要な時間、自由時間を分ける」です。

 

食事、入浴、睡眠といった、生活するうえで不可欠な時間は、毎日なるべく一定になるようにします。同じ時間に就寝し起床する習慣をつけ、コンディションを整えていくことが、勉強の継続とパフォーマンスアップにつながります。

 

親御さんは、「学校から帰ってきたらすぐに塾の宿題をしてほしい」と考えていても、子どもは先にテレビを見たがるかもしれません。そういうとき、「先に○○しなさい」と押しつけるのではなく、お子さんが行動しやすい流れを優先しながら計画を立てていくのがコツです。

 

■土日の自由時間をたっぷりとる

 

※計画表(第12回参照)の、該当部分になります
※計画表(第12回参照)の、該当部分になります

 

小4の子どもが1人で勉強を持続できる時間の限界は、1時間だと思ってください。それ以上はあまり意味がありません。「机に向かっていれば、お母さんの機嫌がいいから」と思い、仕方なく勉強しているフリをすることが、勉強嫌いの原因になっていることもあります。

 

小4の間は、勉強時間よりも、土日の自由時間をたっぷりとることを優先させましょう。平日は学校と塾であまりゆとりがありませんから、子どもの好きなことや夢中になっていることを、土日で存分に味あわせてあげるような計画にします。

 

次ページ「スピーディー学習」と「スロー学習」を分ける

※本連載は、西村則康氏の著書『 難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

西村 則康

日本能率協会マネジメントセンター

難関校が求める「難問に向き合ったときでも試行錯誤できる子」「自分の頭で考えられる子」を育てる。スピーディー学習、基本的な処理能力を身につけるトレーニング、スロー学習、「いつもどおり」の安定した行動をとらせるため…

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