勉強時間と生活に必要な時間、自由時間を分ける
■同じ時間に寝て、起きる習慣を
まず、3つの「見える化」の①「勉強時間と生活に必要な時間、自由時間を分ける」です。
食事、入浴、睡眠といった、生活するうえで不可欠な時間は、毎日なるべく一定になるようにします。同じ時間に就寝し起床する習慣をつけ、コンディションを整えていくことが、勉強の継続とパフォーマンスアップにつながります。
親御さんは、「学校から帰ってきたらすぐに塾の宿題をしてほしい」と考えていても、子どもは先にテレビを見たがるかもしれません。そういうとき、「先に○○しなさい」と押しつけるのではなく、お子さんが行動しやすい流れを優先しながら計画を立てていくのがコツです。
■土日の自由時間をたっぷりとる
小4の子どもが1人で勉強を持続できる時間の限界は、1時間だと思ってください。それ以上はあまり意味がありません。「机に向かっていれば、お母さんの機嫌がいいから」と思い、仕方なく勉強しているフリをすることが、勉強嫌いの原因になっていることもあります。
小4の間は、勉強時間よりも、土日の自由時間をたっぷりとることを優先させましょう。平日は学校と塾であまりゆとりがありませんから、子どもの好きなことや夢中になっていることを、土日で存分に味あわせてあげるような計画にします。