(画像はイメージです/ココナラ法律相談)

定年を迎え、家で過ごすことが増えた事をきっかけにすれ違いが生じ、熟年離婚を選択する夫婦も近年増えています。しかし高齢になるほど老後の生活への心配ごとも増え、離婚すべきなのか迷われる方も多いのではないでしょうか。そこで実際にココナラ法律相談のオンライン無料法律相談サービス「法律Q&A」によせられた質問をもとに、高齢夫婦の熟年離婚について小倉勇輝弁護士に解説していただきました。

有責配偶者からの離婚請求に対する交渉方法とは

今回、あい子さんのように有責配偶者からの離婚請求を拒否する場合には、決着がつくまで時間がかかり、別居期間がかなり長期間になっていることが予想されます。

 

離婚が成立するまでの間、他方配偶者が生活するためには生活費が必要となります。他方配偶者は、有責配偶者に対して、離婚が成立するまでの間の生活費を請求できます。この請求を婚姻費用分担請求といいます。

 

婚姻費用は、双方の年収をベースに決められます。経済的自立が容易ではない場合には、経済的基盤を固める上でも別居を継続することにメリットがあるといえます。

 

他方で、先ほど述べたとおり、別居期間が長くなればなるほど、離婚が認められる可能性が高くなります。有責配偶者から離婚請求が認められない時期に、強く離婚を求めてくる場合、離婚訴訟を提起して判決を得るよりも、他方配偶者にとって有利な離婚条件で離婚することも可能です。

 

なぜかというと、他方配偶者としては、「有責配偶者からの離婚請求は本来認められないにもかかわらず離婚に応じてあげるのだから、通常認められる離婚条件よりも良い条件でなきゃ離婚しない」と交渉可能だからです。

 

そのため、条件次第で離婚を検討する場合には、とりあえず、有責配偶者が考えている離婚条件を聞いてみる、というのも悪くないと思います。

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