(※画像はイメージです/PIXTA)

内申点は定期テストの点数だけでなく、授業中の取り組みや提出物なども評価に影響します。特に「関心・意欲・態度」などの観点項目は、定期テストではなく、普段の授業や提出物で評価されている場合が多いです。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

実技4科目は授業態度と提出物

内申点を上げたい場合のポイントは、

 

①定期テストにしっかり取り組む
②実技4教科は、授業態度と提出物も大きく評価対象になる

 

「5教科以外は受験に関係ないからと明らかに態度に出し、手を抜く生徒がいます。そういう生徒の印象はあまりよくないですね」(ある実技教科の先生の話)

 

先生も人間ですから当たり前です。たとえ苦手な教科であっても、中学生らしく頑張っている子を先生は見てくれていると思います。

 

●実技の授業は手を抜かないよう話しておく
●苦手な教科は特に、提出物の声かけをする
●もし実技が苦手なら、ペーパーテストを頑張るように促す

 

親としては、子どもの実技教科に対する意識や考え方についてアドバイスしておくといいでしょう。東京都の場合、中3時の内申点が入試に加算されるため、中2まで評価がよくない実技教科については、「苦手(授業があまり好きじゃない)かもしれないけど努力してみよう」と話してみましょう。

 

提出物は、出し忘れているものがないか聞くだけでも確認になります。提出期限に厳しい先生もいますから、抜けがないように時々声かけするといいですね。

 

息子は美術が苦手でした。中学1、2年時の評価は「3」。創作活動に苦労していましたが、丁寧に取り組む姿を見てもらい、中3で美術は「4」になりました。

 

塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

 

 

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録