絶望的なE判定でも志望校に合格できる理由
私の知人にも、一度一流大学の文系を出て、予備校のチューターをやりながら医学部を志望していた人がいます。
彼は、毎年のように春の模試で医学部のA判定を取っていたのですが、結局4年間受験勉強を続けても志望学部には受かりませんでした。
その理由は、彼がチューターをしていた予備校にあります。情報がない地方の予備校は難関大に行くノウハウがありませんし、物事の本質的な考え方も教えてもらえないので、どうしても参考書演習中心で暗記偏重の勉強になってしまいます。
だからこそ彼は、模試で軽く9割を超えていた得点も、思考力を問うセンター試験の問題では毎年8割程度しか取れませんでした(4年間の最高が86%)。
いかに模試が本番の試験とは別物なのかを教えてくれるエピソードだと思います。
こうした模試の判定は、「今までのまま、気を抜かず勉強や試験対策をしっかりし続けたらA判定ですよ」と言っているものと認識しましょう。
模擬試験②/E判定だから諦める/重要度★★★★★
逆もまたしかりで、E判定でも全然合格する可能性はあります。
私は9浪目にある模試で早稲田大学教育学部のA判定を取りましたが、次に受けた早稲田大学対策の模試では英語・国語ともに偏差値が50を割るという、Eの中のE判定でした。
これが、早慶と比べるとまだ平易な問題を言語化して書く能力を聞く模試と、早慶レベルの問題を解ける能力を問う模試の違いです。
また、代々木ゼミナールの「早大プレ」や河合塾の「早慶オープン」のような大学の名前が頭につく冠模試も、問題の形式や質は本番とやや異なります。
私はどちらの模試も早大の受験前に受けましたが、むしろ早慶の本番よりも相当難しい問題を出しているという印象を受けました。
しかし、本番では7割取れればいいのです。過去問をたくさんやって、その大学の形式に慣れていれば、悲惨な模試の判定は度外視していいでしょう。
基礎の能力をこの時点である程度つけておくと、その後の上達の度合いもまったく違います。
私は野球をやっていたからこそ基礎を固めることの重要性を学べたので、E判定が出ても慌てず、早稲田の英語と国語の過去問を60年分、日本史の過去問を80 年分解いて形式に慣れ、本番に間に合わせました。
逆転合格のために必要なのは、基礎を固めることと、過去問を解くことです。
入試の数ヶ月前に模試ができなくとも、なんら落ち込むことはありませんよ。
濱井 正吾
9浪はまい
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