9年間勉強を続け27歳で早稲田大学合格
私の名前は濱井正吾と申します。経歴を簡単に説明しますと、9浪した人間です。苦労しました、9浪だけに。
偏差値40の高校の商業科を卒業してから、大阪産業大学、龍谷大学での仮面浪人を計4年間経験し、昼に社会人として受験費用を稼ぎながら夜に予備校へ通う生活を2年半、純粋に浪人だけの生活を2年半経験して、合計9年間勉強を続けたすえに27歳で早稲田大学に合格し、卒業しました。
度重なる失敗を経て、受験という手段で自己実現・人生大逆転に至ることができた人間でございます。今、ありがたいことに、大勢の方に助けられ、ご縁にも恵まれ、こうして地に足をつけて生きることができています。
しかし、今日の幸せな生活を実現するまでの道は過酷なものでした。浪人に次ぐ浪人。
家庭にも高校にも周囲に大学に進む人間がほとんどいない中で孤独に最難関大学を目指し、周囲からバカにされながらも9年間戦い抜きました。
本連載は、そんな9年間の挫折をすべて詰め込んだ浪人のバイブルにしようと思い執筆しました。
浪人を何としても回避したい方以外にも、浪人するべきかを悩んでいる方、今まさに浪人生で苦しい思いをしている方に読んでいただきたい失敗談の連続で構成されています。よろしければ、ご一読の上、反面教師にお使いくだされば幸いです。
春先の模試でA判定が出たら不合格になる理由
▶模擬試験①A判定で余裕をかます/重要度★★★★★
春先や夏の模試でA判定が出たら手を抜いて落ちる。これこそ浪人何十年の歴史の上でも変わらない真理と言えるでしょう。
私の周囲には、A判定どころかC判定を取っただけで有頂天になっていた人もいました。
でも、言い切ります。この判定はまったくアテになりません。
なぜなら、模試が自分の受ける大学とまったく同じ質の問題が出たり、同じ形式で出題されたりするケースはほぼないからです。
実際、私の周囲では、模試では特定の大学でA判定を取れても、その大学に落ちた人が続出しました。
春や夏の模試などは、まだ全範囲の履修が終わっていない高校3年生を対象としているのでまだ出題範囲も限られていますし、問題も解きやすく作られています。
直前期の模試ですら、実際に共通テスト(旧センター試験)や大学で出題されるものと質が違う問題が出ます。
例えば、私が受けていたある模試では、暗記中心の問題が多く、参考書をやっているとある程度点数が取れる問題が出ますが、センター試験では暗記だけでは取れない考え方を重視する問題が出ました。
私は8浪目の秋に受けたその模試の地学基礎で35/50点(7割)を取りましたが、同じ参考書をひたすら繰り返す勉強しかしていなかったため、同年のセンター試験では14/50点を叩き出してしまいました。同じような難易度の問題でも問い方でここまで差がつくものなのです。
共通テストも解いたことがありますが、センター試験の流れを汲んでいるのは間違いないでしょう。
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