(※画像はイメージです/PIXTA)

コロナ禍、学校説明会の参加人数を制限する高校やオンラインで開催する高校が増えています。学校説明会では学校の教育方針や校風、大学進学実績など、基本的な内容の説明が多いですが、実際に親子で足を運んでみる価値はあるといいます。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

志望校には足を運んだほうがいい理由

■「塾なし受験」、押さえておくべきポイント【高校サイド】

 

次は、高校側のポイントですが、それらは主に、志望校決めや受験のスケジュール設計に必要となってきます。日程をしっかり確認して、受験の計画に入れていきましょう。

 

①学校説明会(オンラインもあり)
②学校公開・見学会・オープンキャンパス(動画などもあり)
③文化祭
④部活見学会・体験会
⑤入試問題説明会
⑥個別相談会

 

2021年以降、新型コロナウイルスの影響から、説明会やオープンキャンパスの参加人数を制限する高校や、オンラインで開催する高校が増えました。コロナ禍では予約なしで参加できるものはほとんどなく、校内で行う説明会や見学会は事前にオンラインで予約しなければなりません。人数制限の関係から、募集後すぐに定員になってしまう学校も多く、受験生の保護者は予約に苦労しているという話を中学校の先生から聞きました。

 

オンライン開催の説明会は増えましたが、できるだけ志望校には実際に足を運んでみるほうがいいでしょう。ただし人数制限があるため、基本的に予約は簡単ではありません。人気のある学校の予約はすぐ定員になってしまう上、説明会の日程が重なることもあります。

 

多くの説明会に参加するのは難しい状況ですが、特に第一志望校の説明会は逃さないよう、頻繁に学校のウェブサイトをチェックしましょう。併願受験の学校については、オンライン説明会や学校紹介動画を活用していいでしょう。

 

では、ひとつずつ見ていきましょう。

 

①『学校説明会』 

6月頃~秋、各校数回開催

 

内容は、学校によって多少違ったものになる可能性はありますが、私が参加した高校の説明会では、校長先生の話、事務方の話、進路指導の話、在校生のプレゼンテーションなどがありました。

 

◦ 基本情報の説明
◦ 教育方針や校風、特徴などについて
◦ 卒業後の進路
◦ 在校生の話

 

学校の教育方針や校風、大学進学実績など、学校説明会で話されることは基本的な内容が多いです。進学校をうたう高校は、力を入れている進学実績について時間を取って話すでしょう。

 

次ページ親子で実際に足を運ぶと見えてくること

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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