(※写真はイメージです/PIXTA)

自己否定状態(自分はダメだ、無理)の人が急に自己肯定状態(自分はできる!)になることはできません。自己否定が強いときは、まずは「自己受容」(自分と仲良くなること)を目指しましょう。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

「自己受容をする」1分間エクササイズ

「今どんなことを考え、何を感じている?」と問いかけ、出てきた考えや感情を「そうなんだね」「そう考えたんだね」「そう感じているんだね」と聞いて、今の自分を認めていきます。

 

「ほかには?」「あとは?」と1分間続けて、今の自分を一度受け止めていきましょう。

 

今、自分が考えていること、感じていることを否定・批判せずに一度受け止めるエクササイズです。

 

たとえば、朝なんとなく落ち込んだ気分だったとします。そんなとき、「今、どんなことを考えたり、感じたりしている?」と自分に問いかけてみます。

 

「今日は、会社に行くのがしんどいな」という答えが出てきたとしたら、「そうなんだ、今日はしんどいんだね」と受け止めます。

 

「夜更かししたから、こんなことになったんだよ!」
「病気でもないくせに、しんどいとかいっている時点で甘い!」

 

などと、自分が感じていることに対して批判をしないでください。

 

「そうなんだね、しんどいんだね」と受け止めたあと、
「ほかには、今、どんなことを考えたり、感じたりしている?」

 

と聞いてみましょう。

 

「今月の部署の目標が達成できるか心配になってきた」という答えが出てきたとします。そうしたら、「自分は今そういう心配をしているんだね」と返します。

 

さらに、質問をしてみましょう。

 

「ほかには、今、どんなことを考えたり、感じたりしている?」
「最近運動不足で、お腹が出てきたのが気になる」
「そうなんだ、自分はそれが気になるんだね」

 

このように、「質問→心の声が答える→受け止める」。

 

これを1分間、ひたすら繰り返します。

 

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    ※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    部下は動かすな。

    部下は動かすな。

    大平 信孝

    すばる舎

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