米国株の先行きの増益期待は引き続き健在
また、2022年5月にかけては米国企業の2022年第1四半期の決算発表が本格化しています。
全体としては利益が市場予想を上回った銘柄が全体の約8割を占める底堅い決算が続いており、米国株の先行きの増益期待も引き続き健在です(図表8)。
![出所:ブルームバーグ、ファクトセット 基幹:2020年1月1日~2022年5月13日](/mwimgs/2/e/500/img_2e08dafb2a0fbe1023eff976d497749387620.jpg)
基幹:2020年1月1日~2022年5月13日
米国株の一株当たり利益は2022年~2023年に前年比+10%の増益基調が見込まれています(図表9)。
![出所:ファクトセット 注:米国株はS&P500指数。市場予想は5月13日時点。](/mwimgs/1/0/500/img_10e106f0c14e0715d8b6c1dfa0f422e564465.jpg)
注:米国株はS&P500指数。市場予想は5月13日時点。
企業業績が底堅さを維持するなかで株価の低迷が続く環境においては、株価下支えを図る経営者の判断によって配当・自社株買いの株主還元策が広がる可能性もありそうです。
市場はインフレと景気後退のリスクを警戒
当面のリスクとしては、米国のインフレ高止まりと景気後退の可能性に対する市場の警戒姿勢が続きそうです。
もっとも、米国のインフレに関しては、足元ですでにピークアウトの兆候が見えつつあり、2022年後半以降、インフレ率の鈍化が進むとの見方が市場の大勢です(図表10)。
![出所:ブルームバーグ(期間)実績:2019年1月~2022年4月、市場予想:2020年2Q~2023年3Q](/mwimgs/a/0/500/img_a0f0fb36fdccbf4fe6a892cc87f85ec7158167.jpg)
また、今後12ヵ月の米国の景気後退確率についても、直近では30%と景気後退を予想する市場参加者の見方はなお限定的に留まっています(図表11)。
![出所:ブルームバーグ(期間)2008年4月~2022年5月](/mwimgs/8/c/500/img_8ceb9da4aee6d361d3fc9c9fff807d85113715.jpg)
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