わがままや無茶な要求の9割は「無知」に起因している
ここまで読んで、あなたはこう思っていませんか?
「ダメなものはダメ! と言い切って、部下が不機嫌になったらどうするんですか?」
もしくは「社内の空気が悪くなったらどうするんですか?」とか、「辞められたらどうするんですか?」という、漠然とした不安を感じているかもしれません。
しかし、安心してください。
しっかりとダメなことについて理由を説明しても、不機嫌をたてに自分の要求を通そうとしてくるような人は、一緒に働く仲間に迷惑をかける人です。すでに社内に良くない空気を生み出している可能性もあります。そのような人が辞めてもなんの問題もないので、気にする必要はありません。
さらに正確に言うならば、組織が変わるチャンスでもあります。この話は長くなるので割愛しますが、「ダメなものはダメ!」と伝え、「なぜダメなのか?」と説明する責任を果たすことにフォーカスしましょう。
部下の話を聞いて、理解する意欲を持つのは上司として大切な姿勢です。しかし、部下の話を無条件に受け入れる必要はありません。この二つは明確に区別すべきことです。
部下がわがままを言ってきた、無茶な要求をしてきた、そんなときこそ人材教育のチャンスと捉えましょう。
なぜなら、わがままや無茶な要求の9割は、「無知」が生み出しているからです。このことを知っておけば、部下の無知に対して、怒ったり苦しんだりする必要は何一つないことがわかります。
ただ、部下が「知る必要のあること」を丁寧に教え、そして「知る」喜びを分かち合っていきましょう。
田口 淳之介
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】