認知症を引き起こす「脳血管障害」予防することはできるのか?【現役医師が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

本記事では、現役医師である中村重信氏、梶川博氏が、家族や医療従事者が知っておきたい認知症の治療法について解説していきます。

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「血管性認知症」の予防と治療

血管性認知症は、脳血管障害後に起こる認知症であるため、その予防として脳血管障害を起こさないようにすることが最も大切です。

 

脳血管障害を起こす人は危険因子と呼ばれる状態が通常みられます。

 

危険因子を除き認知症を予防することが主な方法で、認知症になってからの治療薬はわが国では承認されていません。

「高血圧症」の治療には、「薄味」が効果的!

最も重大な危険因子は高血圧で、血圧を調節することがとりもなおさず、血管性認知症を予防する最善の方策です。高血圧の治療のため、食事の塩分を減らすことが勧められます。最近、薄味の料理が日本でも主流になっています。そのため、高血圧の人が減り、脳出血が少なくなりました。

 

ただし、現代の日本でも平均的塩分摂取量は10gを超えています。塩分摂取目標は男性7g、女性6gですので、もう少し塩分を控えることも必要です。

 

高血圧により脳に血液を送る頚動脈、椎骨脳底動脈や大動脈あるいは細い動脈にも動脈硬化が起こり、動脈硬化を基にして、脳血栓や心臓の血栓が脳の血管を閉塞して脳塞栓を起こすことがあります。そして、脳血栓や脳塞栓をきっかけに血管性認知症になります。したがって、高血圧を若い頃から予防するかがキーポイントです。

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『認知症の人が見る景色 正しい理解と寄り添う介護のために』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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