いま、アメリカ不動産に投資するなら「シアトルが最高に熱い」と言えるワケ

知っておきたい「シアトル・エリア別の特徴」

村上　続いて、シアトルのエリア別の特徴を教えてください。

森田　まず、シアトルの地形に沿ってご紹介します。シアトルにはユニオン湖という小さな湖と、その東側にワシントン湖という大きな湖があります。

ユニオン湖の南側にダウンタウンがあり、ここに大きなオフィスビルやホテルが建っています。そこからすこし北に行くと、マイクロソフトやアマゾンの本社があって、Tech系のGoogleなどのオフィスがあります。ダウンタウンからここまでは徒歩圏内になります。

ユニオン湖の南側にGoogleの本社がありますが、Googleは湖をはさんで反対側にもオフィスがあったり、その周辺にはFacebookの本社があったりと、Tech系企業はユニオン湖の周辺に集中しています。

ワシントン湖をはさんで東側は住宅街になっています。かなり値段が高くなってきており、シアトルよりも高いエリアです。ベルビュー付近は100万ドル以下では買えない価格がついています。ベルビューにも、Amazonやマイクロソフトなど主要企業のオフィスがあります。

現在ではワシントン湖をはさんでシアトル側と東側、両方にオフィスを構える企業が多くなっています。ワシントン湖をはさんでシアトル側に住むのは単身者や若いカップル、学生など、東側に住んでいるのは家族連れなどのファミリータイプになっています。

村上　私もおすすめしているエリアなのですが、その1つはシアトルのあたりと、ベルビューやカークランドです。シアトルやダウンタウンに一番近いキャピトルヒルやクイーンアンにはIT企業従事者が多く住んでいると認識しています。

森田　ユニオン湖周辺なら自転車までオフィスで通う人もいらっしゃいますし、ベルビューに住んで、橋を渡った先にワシントン大学があるのですが、バスで通学される方もいらっしゃいます。

村上　でも、ベルビューって商圏的には結構大きいですよね。一つの街として成り立っているし、おそらくホテルなどもちゃんとある。経済圏として一つのエリアのように見えます。

森田　Amazonのベルビュー本社は今新築で立てていますので、非常に人気のある街です。

村上　カークランドは白人の方が多く住んでいると聞きます。

森田　それもありますし、今回ご紹介しているエリアはどこもミックスカルチャーになっているので、このエリアが特別多いというわけではありません。