(※写真はイメージです/PIXTA)

西海岸屈指のテック系企業に人気エリア・シアトルの不動産投資について、シアトルで不動産リアルターとして活躍している女性・森田さんとともに、アメリカ不動産コンサルティングを展開する村上年範氏が解説していきます。

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不動産のプロが「シアトル不動産をおすすめするワケ」

村上年範(以降、村上) 本日は投資を考えるうえでの、シアトルというエリアの特徴や物件価格についてみていきましょう。

 

シアトルの不動産を取引されている森田さん。まず、シアトル不動産投資の魅力を教えてください。

 

森田 物件を購入されても、まずはテナントさんが入らなければ、キャッシュフローが始まりません。

 

シアトルで狙えるテナント層はTech系企業が非常に多く、年収の高い人たちが多く住んでいます。ワシントン州全般が学歴が高いというデータもあります。

 

そんな“よい地域”にはよい企業に勤めて年収も高い人たちが住んでおり、クレジットスコアもよい傾向にあります。そのため、不動産を所有し、貸し出す方にとってはテナントの属性が読める安心感があります。

 

キャッシュフローを予測しやすいところが、いちばんのポイントだと思います。

 

村上 物件価格なども関係あると思われますが、ニューヨークやロサンゼルス周辺は高いですよね?

 

森田 シアトルは全米で住みやすい街TOP10には必ず入ってくるので、決して安くはないですが、もっと高い都市は沢山あります。例えば、ロサンゼルスやサンフランシスコ、サンノゼなど、そのあたりと比較するとシアトルは安く映ると思います。

 

カリフォルニアのTech系からシアトルに移ってきた人がとても多く、その人たちが物件購入したり借りたりするとなると、もともといたTech系エリアと比較してかなり安く見えるでしょう。

 

村上 なんとなく私の肌感だと、ロサンゼルスに比べて「0.6~0.7倍」のイメージで、サンフランシスコに至っては半額くらいのイメージがありました。

 

森田 基本はそこまでにはなりませんが、エリアによってはそのようなイメージに近くなるかもしれません。

 

村上 あと、特徴的だなと思うことがひとつ。アメリカって車社会じゃないですか。それに比べるとシアトルはコンパクトシティなイメージがあって、公共施設、公共交通機関、自転車など、シェアリングエコノミーが発達しているイメージがあります。

 

森田 シアトル市内は電車も走っていますし、バスもどこへでも行けるようになっています。

 

ロサンゼルスと比べて、治安がそこまで悪くないということもあります。ロサンゼルスだと電車に乗ったことのない人が結構たくさんいるじゃないですか。

 

村上 僕もロサンゼルスでは電車に乗ったことないですね。

 

森田 シアトルの場合は、普通に通学にバスを使ったり、オフィスに向かう際に電車やバスを使っています。

 

村上 バスも電気ですよね?

 

森田 バスは電気ですね! シアトルはエコシティとしてかなり有名だと思います。

次ページ知っておきたい「シアトル・エリア別の特徴」

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