新型コロナウイルス、危険な「変異株」出現のプロセスとは?【東大医科学研究所感染症国際研究センター長・監修】

新型コロナウイルス、危険な「変異株」出現のプロセスとは?【東大医科学研究所感染症国際研究センター長・監修】

新型コロナウイルスは、遺伝子の変異によって感染力が強くなった「変異株」ウイルスがたびたび出現し、急速に感染拡大することが問題となっています。また、遺伝情報の変異は2週間に1箇所のペースでが起こるとされ、専門機関や医療の専門家が警戒・監視しているのです。※本記事は、川口寧氏監修の書籍『感染症時代の新教養 「ウイルス」入門』(実務教育出版)を抜粋し、再編集したものです。

種の壁を超えて感染したコロナウイルスがやはり危険

もともと他の動物を宿主としていたウイルスが、種の壁を超えて人間に感染するようになると重篤な症状を引き起こすことは、これまでも話してきました(『パンデミックの恐怖…森林破壊が「新たなウイルス」の出現を引き起こすワケ』参照)。それはコロナウイルスでもやはり同じです。

 

SARSはもともと、キクガシラコウモリを自然宿主としていたウイルスが、中間宿主であるハクビシンに感染し、さらに人間に感染したという経路をたどったと考えられています。鼻部が菊の花を想像させることから「きくがしら(菊頭)」という名がつけられたこのコウモリは、日本、ユーラシア大陸、イギリス、モロッコにまで広く分布しています。またMERSは、自然宿主のコウモリから中間宿主のヒトコブラクダを介して人間に感染するようになったと推定されています。

 

そして新型コロナウイルスは、おそらくコウモリが自然宿主であり、何らかの中間宿主を介して人間に感染するようになったと考えられています。しかし現時点では、新型コロナウイルスの起源は不明のままです。

 

[図表4]SARS・MARS・新型コロナウイルスの感染経路

 

 

川口 寧
東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター長

 

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