世界の投資家の間で注目度の高いフィリピン不動産。新型コロナウイルス感染の流行の収束もなかなかみえてこないなか、フィリピンの不動産マーケットはどのような状況なのでしょうか。一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクター、家村均氏が解説します。

不動産投資の主役はマニラから郊外へ

 

現ドテルテ大統領が推し進めている政府の地方分権化計画と、ビルド・ビルド・ビルド政策による大規模な交通インフラプロジェクトの推進によって、大手ディベロッパー各社がマニラ首都圏外のマスタープラン・コミュニティの開発を進めています。

 

今後、1~3年の間に、NLEX(北ルソン高速道路)ーSLEX(南ルソン高速道路)連結、南北通勤鉄道、セントラル・ルソン・連結高速道路(CLLEX)などの主要インフラプロジェクトが完成。新マニラ国際空港(ブラカン国際空港)の完成とクラーク国際空港の拡張も予定されています。


このような道路や鉄道といったインフラ整備が進むことで、マニラ市の郊外でも交通利便性は飛躍的に向上しています。

 

エリアについてみていくと、フィリピン不動産投資といえばマニラでした。マニラであればどこでもいいというわけではなく、日本・東京であれば、丸の内とか赤坂などの都心部にあたるマカティやボニファシオグローバルシティ(BCG)が有力な候補地でした。

 

しかしこれらの地域ではすでに開発が相当進んでいて、新規の開発地は限定的。もちろん、物件の供給も限定的です。

 

そのため、オーナー都合による割安物件は出てきているものの、マニラの不動産マーケットは全体的に高止まりしている状況です。そんななか、ケソンシティをはじめとする郊外へ、供給も需要も移っている傾向にあり、不動産価値の向上も見込まれているのです。

 

■動画で「フィリピン不動産投資の今後」について詳しくみる

フィリピン不動産展望

 

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