世界の投資家の間でも高い注目が注がれ続けているフィリピン不動産。なかでも狙うべきエリアについて、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクター、家村均氏が解説します。

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「フィリピン不動産投資」が注目されるワケ

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そもそも、なぜフィリピンの不動産投資に注目が集まっているかといえば、さまざまな経済の力強さがあるからです。その力強さの源を列挙してみます。

 

  • 経済成長が力強い
  • 人口が1億人を超え、さらに増加を継続している
  • 世界一の人口ボーナス
  • 顕著なBPO産業
  • 「投資適格国」という格付け
  • 三兆円のOFW資金が不動産市場へ流れている

 

いまのフィリピンは日本の1970年代と同じような成長水準です。上記を要因として、これから経済成長にドライブがかかってくると考えられます。

 

そのようななか、フィリピン不動産で投資すべき物件は「成長しているエリア」×「信用力のあるディベロッパー」と非常に選定基準が明確です。

 

このような前提のもと、投資すべきエリアについてみていきましょう。

世界第4位の大都市「マニラ」で資産価値の高いエリア

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フィリピン不動産で投資すべきエリアは大きく2つ。首都であるマニラと、フィリピン第2位の都市であるセブです。

 

マニラであればどこでもいいというわけではなく、「マカティ」と「ボニファシオグルーバルシティ(BCG)」、「オルティガス」、「ケソン」が投資すべきエリア。つまり資産価値の高いエリアです。これらのエリアはフィリピンビジネスの中心地であり、オフィス需要が豊富です。大手財閥によるマスタープランに基づいて都市開発が行われているため、インフラが充実しています。

 

セブはリゾートのイメージが強いですが、330万人の人口を要する都市で、高い成長が期待されるエリアです。

 

さらに詳しくみていきましょう。マニラ(マニラ首都圏)は、マニラ市を中核としたフィリピンの政治や経済、文化、交通、情報の中心地であり、首都圏と重なる都市群のことを指します。

 

この首都圏の面積は東京23区よりもやや大きい638㎢で、人口は1,200万人を超えています。さらに近郊を含む都市圏人口は約2,500万人で、世界第4位の大都市圏を形成しています。

 

このなかでどこが資産価値の高いエリアなのかといえば、前出のとおり、まずは「マカティ」。まさにフィリピン経済の中心地です。そして隣接する「BGC」。ここもビジネスの中心地的存在です。

 

そして湾岸エリアである「ベイサイド」。ここは巨大なカジノやショッピングモールがあったり、BPOのセンターが多く林立したりするエリアです。

 

北部でいえば、「ケソンシティ」。元首都のあったあたりです。そして「オルティガス」。南部だと、空港の近くにある「アルカサウス」。この辺りは、マニラの中でも資産価値の高いエリアだということができるでしょう。

 

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