(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2022年1月21日に公開したレポートを転載したものです。

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    各経済予測…いまが一番苦しい時期

    1.先般、12月のFOMCでの経済見通しでは、PCEの中央値が2021年5.3% ⇒ 2022年2.6% ⇒2023年2.3%と低下する予想を示した。

     

    2.米国で最も古い四半期マクロ経済予測であるフィラデルフィア連銀のThe Survey of Professional ForecastersではヘッドラインCPIは2021 Q4の4.6%をピークに、2022年はQ1からQ4にかけて、3.0%、2.6%、2.5%、2.4%と年間で徐々に沈静化する見通し。

     

    3.IMFの世界経済見通しは以下の通り述べている。「我々の予測では、先進国の年間インフレ率は、年末の数か月で平均3.6%のピークに達した後、2022年前半には中央銀行の目標に沿って2%に戻ると考えている。」

     

    4.OECDのインフレ予測は以下の通り。2021年Q4がピークだ。

     

    出所:OECD
    [図表2]Inflection forecast…Total Annual growth rate(%),Q4 2019-Q4 2023 出所:OECD

     

    5.最後にBloombergのインフレ予測である。

     

    出所:Bloomberg
    Peak Inflation?…Inflation is expected to top 7% at the end of 2021-then fall steadily 出所:Bloomberg

     

    要は、今が胸突き八丁で一番苦しい時期なのだ。この苦しいところを過ぎれば、楽になるだろう。

     

    1月20日は大寒の入り(今年は2月3日まで)。一年で最も寒い時期だ。寒さも、コロナ感染拡大も、そして相場も、ここが堪えどころだろう。

     

     

    広木 隆

    マネックス証券株式会社

    チーフ・ストラテジスト 執行役員

     

     

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