「もっとお金があれば…」と嘆く人に限って、節税や老後資金形成のおトク情報を見逃しがち。節税になるだけでなく、地域の特産品をもらえる「ふるさと納税」、将来の資産形成に役立つ「iDeCo」は本当にお勧めです。著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が解説します。

節税&老後資金を実現…iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは、毎月一定の掛金を自分で支払って運用し、運用の結果を60歳以降に受け取る制度です。

 

iDeCoのメリットは、積立時・運用時・受取時の3つのタイミングで税制優遇が受けられることです。たとえば、所得税率が5%の人が毎月2.3万円、年27.6万円の掛金を出した場合、所得税は年間の掛金の5%(1万3,800円)、住民税は同じく10%(2万7,600円)、合計4万1,400円の節税効果が得られます。しかも、運用で生まれた利益(運用益)が非課税になるうえ、年金を受け取るときにも税金の優遇が受けられます。

 

iDeCoは月額5,000円から利用できる制度です。掛金の上限は、国民年金の種類や企業年金の有無などで変わります。仮に転職・退職・結婚などで国民年金の種類が変わったとしても、運用した資産を持ち運んで運用を続けられるため、老後資金を確実に用意できます。

 

iDeCoの商品には定期預金・保険・投資信託がありますが、おすすめは投資信託。投資信託ならば、運用益非課税のメリットを生かすことができるからです。

 

 

 

 

 

 10秒チェック! 

 

iDeCoのメリットは、積立時・運用時・受取時の3つのタイミングで税制優遇が受けられることです。また、運用によってお金が増えていれば、その分老後資金をたくさん受け取れます。

 

 

頼藤 太希
株式会社 Money & You 代表

高山 一恵
株式会社 Money & You 取締役

 

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本記事は『1日1分読むだけで身につく お金大全100』(自由国民社)より抜粋・再編集したものです。

1日1分読むだけで身につく お金大全100

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頼藤 太希 高山 一恵

自由国民社

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