(※写真はイメージです/PIXTA)

わが子の勉強が続かないことに悩んでいる親は少なくないでしょう。しかし、「継続は力なり」という言葉は真理です。難関大学受験は「継続力」なくして生き残ることはできません。「続けること」がいかに大切か、続けるためにはどうすればよいのか。個別指導で生徒の8割を東大・京大医学部に合格させた乾俊和氏がポイントを解説します。

「なぜ?」と訊いてくる子は遅咲きでも必ず伸びる

大学入試英語で登場する偉人としては、ダーウィンに次いで多いのがアインシュタインです。「なぜ問うかについて考える必要はない。とにかく問うのをやめないことだ」は私が子どもと接する時に大切にしている言葉です。

 

また「なぜ?」「どういうふうにしたら解ける?」といったたぐいの質問をしてくる子どもは、大人がその問いにしっかり向き合い続ける限り、現状の成績がどうであろうと必ず大きく伸びていきます。こういう子どもに対し、大人は答えを与える必要はありません。

 

「この本に書いてある」「もっと専門的な辞書にも当たってみたら」「世界史なら、この小説も面白いよ」などとサジェスチョンを与えるだけで十分です。「知りたい」という要求が子どもを動かし、知へと誘うからです。

 

⇒子どもの「なぜ」に向き合う

⇒大切なのは答えではなくサジェスチョン

 

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■「知的好奇心の強い子」「勉強を楽しめる子」は最強

私が好きな花マルの質問は「どうしたらもっと勉強を楽しめますか?」という質問です。

 

「自分が楽しいと思うものを楽しいと感じる友達を見つけなさい」と言っています。数学が好きであれば数学研究会、昆虫が好きであれば昆虫同好会です。興味のある世界を友達と共有することで、自発的な学習が習慣化されます。

 

医学部を志望している子どもを持つ親が、成績が低迷している中1の子どもを連れてきたことがありました。親と話している間、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでいました。

 

入試が終わってから学校の勉強をせずに、司馬遼太郎の本を読み漁っているのです。直感的に親の希望である国公立大医学部に入れると感じたものです。その場で「行けますよ」と答えました。これほどの知的好奇心があるのなら、導き方次第でどうとでもなるからです。6年後に、彼は現役で東大理Ⅲに合格しました。

 

 

乾 俊和

株式会社ドゥクエスト 代表取締役社長

 

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※本連載は、乾俊和氏の著書『具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

乾 俊和

幻冬舎メディアコンサルティング

勉強への意欲がアップする! 定期テストや模試の成績も上がる! 東大合格も夢じゃない! 塾講師として中高一貫校に通う子どもたちを約30年間サポートし、学校の最下位グループから東大理IIIや京大医学部に進学させた実績…

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