※写真はイメージです/PIXTA

中小企業経営者には、節税への知識の体得はもちろん、フレキシブルな対応力も大切です。ここでは、予期せぬ利益が発生した際の節税策として、基本的な2つの対処法を解説します。中小企業のサポートを専門とする税理士が、会社の健全経営の基本をレクチャーします。

【関連記事】中小企業経営者「ウチの会社はうまくいっている」と判断する、あまりにも薄すぎる根拠

決算期を変更して「納税の時期を遅らせる」節税策

ここに注目!   突発的な利益   決算期の変更 

 

所定の手続きを経ることで、決算期はいつでも、自由に変更することができます。そのため、期末に突発的な利益が生じる見込みがある場合、決算期を変更することで、突発的な利益に対する税金の納付を先送りさせることを検討しましょう。

 

例えば、12月決算の会社が、12月に多額の利益が発生する見込みの場合、11月決算に変更することで、12月に見込まれる利益に対する税金の納税を、1年後に遅らせることができます。

 

決算期をコロコロ変えてしまうと税務署や金融機関からの印象が悪くなるという噂もありますが、決算期変更が税務署や金融機関の印象悪化に直結することはありません。税務署はルールに則って納税をしていれば怖くないですし、また、金融機関からも計画通りに返済さえしていれば余計な疑いをかけられることはないでしょう。

 

 

 ムダをなくすコツ 

突発的な利益が見込まれる直前の決算期変更も一手

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】4月25日(木)開催
【税理士が徹底解説】
駅から遠い土地で悩むオーナー必見!
安定の賃貸経営&節税を実現
「ガレージハウス」で進める相続税対策

 

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

次ページ決算賞与を「支払日前に計上する」節税策

本記事は『小さな会社のムダをなくしてお金を残す!』(自由国民社)より抜粋・再編集したものです。

小さな会社のムダをなくしてお金を残す!

小さな会社のムダをなくしてお金を残す!

安藤 祐貴

自由国民社

社長、その経費、本当に必要ですか? 50万円のムダ遣いは、1000万円の売上獲得に匹敵します!利益を増やすには、売上を増やすよりムダを削減する方が先! 会社の数字を「見える化」してムダな経費・出費をくまなく洗い出…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録