(※写真はイメージです/PIXTA)

アパート経営は、物件を取得し、入居者さえ決まれば楽に家賃収入が得られると考えている人も多いでしょう。しかし高入居率を維持し、安定した経営を維持するためには、入居者とのトラブルやクレームにも対応していかなければなりません。入居者の不満を放置していると、退去につながり、空室リスクを高めることになるからです。今回はアパートオーナーに実際に起きた2つの「入居者トラブル」を、防止策とともに紹介していきます。

「なんでわかってくれないんだ」逆ギレする入居者に…

入居率100%の物件を持つ持田さん。アパート経営仲間から「安定した家賃収入が得られて羨ましい」なんていわれて鼻高々でしたが、その夢はコロナによって見事に崩れ落ちてしまいます。

 

「あれっ……今月も家賃の入金がない」

 

持田さんの物件は、毎月27日が入金日。この日までに住民たちからそれぞれ5万~8万円の家賃を振り込んでもらっています。しかしここ数ヵ月、支払いが滞っている世帯があるのです。

 

「……また木下さんのところか」

 

持田さんはイヤイヤながらも電話をかけました。

 

「木下さん、まだ家賃が振り込まれていないようなんですが……」

「すみません。もう少し待ってもらえませんか」

「そういって、もう3ヵ月分もらえてないんですよ」

「すみません」

「このまま家賃が払ってもらえないと困るんですよ、こっちも」

「すみません。派遣の仕事がコロナで激減していて、食費をまかなうのもやっとなんです」

「でもねぇ」

「……好きで貧乏になっているわけじゃないのに、なんでわかってくれないんですか! こっちも生きるのに必死なんですよ!」

 

木下さんはついに激高してしまい、電話は切られてしまいました。持田さんは、どうすればよかったのでしょうか――。

入居者の属性チェック、家賃保証会社の利用を要検討

コロナ不況によって入居者の仕事がなくなり、家賃の支払いが滞っているという話は少なくありません。オーナーからすれば「本当に支払われるのだろうか」「信じていいのだろうか」と不安のはず。こんな状況を招かないためには、まず入居希望者を受け入れる前に属性をチェックすると良いでしょう。年収や企業など、安心できる材料は多ければ多いほど良いと考えられます。

 

こんな時に頼りになるのも、良い「管理会社」です。管理ノウハウを蓄積している管理会社では、入居者審査のコツをアドバイスしてくれたり、入居者をしっかり審査してくれる所もあります。

 

また、信頼できる管理会社を介して「家賃保証会社」を活用してリスクヘッジを図ることもひとつの手です。家賃保証会社とは、文字どおり入居者の家賃を保証する会社のことです。万が一、今回のように入居者が家賃を滞納してしまった場合は保証会社が立て替えてくれます。

 

今回紹介したのはほんの一例で、アパート経営のうえでは、様々な入居者トラブルが起こり得ます。その際、信頼できる管理会社と契約を結んでいれば何らかの解決策を講じてもらえるはず。リスクを回避するコツは、「管理会社探し」にあるともいえるのです。

本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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