「 バルコニー」は水対策を万全に
現状の建築基準法では、バルコニーとお部屋との高低差を十分とるように決められていますが、古いマンションの場合、その高低差が小さい場合があります。
そういった建物は、最近の異常な大雨で部屋に雨が侵入し、床上浸水を起こすことがあるのです。サッシ下の水抜きを増やすことで解消できることもありますから必ずチェック。
また、バルコニーには、必ず雨水の流れていく水みちや排水口が設置されているので、こまめに清掃することをおすすめします。
意外と多く発生する、枯葉や洗濯物から出る繊維カスが詰まってオーバーフローしてしまうというアクシデントも、ちょっとした意識で避けられることだと思います。
また、ルーフバルコニーを憧れて設置したものの、上がるのが面倒になってあまり使っていないというケースをよく聞きます。
雨漏りしやすいという噂がありますが、あまり使わなくなると劣化に気付きにくくなり、その結果修繕しそびれて雨漏りを引き起こしてしまうのです。使っても使わなくても、メンテナンスは必要です。
不動産屋の嘘が生んだ最強のクレームモンスター
あるご婦人の夢は、童話の中のお姫様の住むお城のような、両開きドアのあるベランダ。「その夢がこの物件ならリノベーションによって叶いますよ!」と、ろくに調べもせず適当なことを言う不動産屋さんの口車に乗せられて中古住宅を購入しましたが、私が実際に調べてみるとそこには法律の壁。防火性の面でも、メーカーからの回答はNO!
思い描いている形にできないと知ったご婦人は、あからさまに不機嫌になってしまいました。私も最善を尽くしてイメージに近づくようなプランを色々と出したのですが、一瞥してポイっと投げ捨てられる始末。
なんとか妥協していただき工事が始まったものの、そこから嫌がらせが始まりました。連日届く脈絡のない嫌味のメール。理不尽な文句。
足場を組んで作業しているある日、突然冷蔵庫を搬入しようとしだして「邪魔だから足場を今すぐ外せ!」という無茶な要求。
「雨の日にポストから郵便物をとると濡れる!」という当たり前のことに難癖をつけ、完成後にはホームインスペクションの業者を入れて、ほんのわずかな床の傾きにいちゃもんをつけだしました。
夢が形にできず落胆した気持ちはよくわかるので、ご婦人の気持ちを逆なでしないように、冷蔵庫搬入のために足場は外し、ポストには手作りの屋根をつけ、床のほんの微妙な傾きも直しました。
それらはすべて無償で行ったにもかかわらず、ただ一言の感謝の言葉すらなかったことに、身も心もすり減ってしまいました。
悪いことは重なるもの。外壁塗装の下地工事をしていた時のことです。当然、足場の周りにはシート養生をしていたのですが、たまたま強い風が吹いて研磨した埃が舞ってしまい、お隣の車にかぶってしまったのです。
後日、お詫びに伺ったのですが、烈火の如く怒られたことを思い出します。こちらがいけないので、ただただ申し訳ないと頭を下げたのですが、一度スイッチが入ってしまうと気持ちがこじれて、何でも気にくわなくなってしまうお客様心理に困惑した辛い経験です。
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