リフォーム・リノベーション業者選びのポイント
いったいどうしたらいい建築屋さんや担当者が見つかるのでしょうか。これこそがリフォーム・リノベーションにおいて最大のポイントですね。
建築に詳しい、親身になってくれる、という点は必須ですが、やはりその担当者を知るための判断材料が必要です。そのためには、どんどんこちらから質問をぶつけてみたり、世間話をして人となりを探ってみたりするといいかもしれません。
「何年この仕事をしているのですか?」
「会社に建築士やインテリアコーディネーターはいますか?」
「お料理はしますか?」
「ご家庭はもっていらっしゃるのですか?」
「あなたが最後まで担当されるのですか?」
経験年数の浅い人では頼りないし、有資格者がいない建築屋さんでは、大規模なリノベーションをこなすには力不足。自分で家事をするような人でなければ、うわべだけのデザインで使い勝手や動線までイメージできないかもしれませんね。世間話をすることでその人の人となりを知ることもできます。たかが世間話、されど世間話なんです。
実際に、建築屋さんという立場で初めてお会いするお客様に対して私がいつも心がけていることは、お仕事の話の前にお客様の人となりを知ることです。
そこから見えてくるその人の価値観を読み解くことが成功のカギ! 仕事の話をテキパキと進めるのは、信頼関係ができてから。そのための世間話、無駄ではないんです。建築屋さんだって、とっても不安なものなんです。どんなお客様なんだろう? どんな希望があるんだろう? こだわりは何?
だから、お客様のほうからの質問は大歓迎。どんどん気になることは聞いてみるといいと思うのです。何が気になるか、何を解消したいかを明確に伝えることが大切ですね。
そして、その答えから見えてくる担当者の人となり、質問によってはその場で返ってくる答えがその人の提案力や知識の量を物語ります。そんなやりとりを大切にしてもらいたいのです。建築屋さんとの会話や世間話があってこそ、見積書では見えてこないことがたくさん見えてくるのではないでしょうか。
そして、工事が終わったあとも長く付き合っていけるかどうかという点を見極めましょう。家は、体と同じようにメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠っていれば、大きな工事が必要になったり寿命が早まったりしてしまいます。
何年後にはどこを修繕して、何年に一回定期点検をする、という未来まで描けている担当者だと信頼できます。そして、そんな担当者が、いつでも近くにいれば安心ですよね。
長いお付き合いができる担当者は、いわばホームドクター。しっかりと見極めてくださいね。
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