リフォーム・リノベーション計画…打ち合わせの注意点
リフォームをお願いする業者さんが決まったら、いよいよ具体的な打ち合わせが始まります。最初は誰もが不安なものです。
どんな手順で進行していくのか? 何に気を付けたらいいのか?
順番にお話ししていきますね。大切なことは、どの段階で請負契約書を交わすのかということです。建築屋さんによってタイミングは違うようですが、必ず請負契約書を交わしましょう。口約束だけは絶対にNGです。
私の会社の場合、何度かプランの修正打ち合わせを行い、そこで修正お見積もりをご提示させていただいたあと、これでお願いしますという意思表示をいただいた時点で、請負契約書を交わします。
具体的な打ち合わせを行っていくと、仕様や工事内容が変更になっていくもの。その場合はその都度、変更の金額をお話しさせていただきます。工事が完了した最後に、追加変更金額を記載したご請求書をお渡しして、ご精算させていただいています。
■打合せの進め方
具体的な打ち合わせ内容の進行についてお話ししていきます。打ち合わせは、数回に分けて行われます。
最初は、間取りや動線の確認です。仮に決まった内容を確認する作業で、しっかりと図面を見ながら打ち合わせを行います。
次に、実際に使う設備機器や材料の確認です。できればショールームに行って、実際に体験・体感しながら決定することをおすすめします。
建築屋さんを通して予約をするとスムーズですから、できれば建築屋さんに同行してもらい、部屋のイメージや予算などを念頭に置きつつアドバイスをもらえるといいですね。
便器には座ってみる、お風呂には入ってみる、床は踏んでみる、といったふうに、実際に体験してみることが大切です。
間取り・動線・細かい仕様部品が決まりました。次は、電気のこと。スイッチやコンセントの位置・照明器具や明かりの種類。この時点では、テレビやパソコンの位置・電化製品の位置などをおおよそ決定しておかなければなりません。
必要な個所に必要なコンセントをつけるためです。大きな家具がある場合は、その配置も大切。置く位置によっては、スイッチが隠れてしまうこともありますから。
次に、収納などの細かい高さや使い勝手の打ち合わせです。効率的な間取りでも、その細かい使い勝手に失敗してしまったらもったいないですね。
例えば、クローゼットに何をしまいたいのかによって棚板やハンガーパイプの高さが変わってしまいます。一般的な高さで終わらせないでくださいね。
最後に、内装材の色を決定していきます。床の色・壁の色・天井の色・アクセントカラー・設備機器の色とのバランス・持っている家具とのバランス、かなり大変な作業になってきますが、ここは専門家としっかり打ち合わせをして、イメージを作っていきたいところです。
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