ビビる大木が「心はいつも半ズボン」と真剣に言いたいワケ

「なぜ日本発Instagram、なぜ日本版Amazonプライムビデオがないのか…」。日本人は優れたものをつくることができる神の手をもった国民です。ビビビる大木氏はネット関連では、なぜ日本発が生まれないのか、ずっと不思議だったと語ります。※本連載は、ビビる大木氏の著書『ビビる大木、渋沢栄一を語る』(プレジデント社)より一部を抜粋・再編集したものです。

僕は僕で生きていくしかない

人間は不平等である。しかし、天から見れば、人間は皆、同じである
天より人を視れば、みな同じく生みしところのものである。

【『渋沢栄一訓言集』道徳と功利】

 

■いろいろと不満はありますが、1日24時間は一緒です

 

渋沢さんの言葉のとおり、僕も人間はみんな同じだと思っています。もちろん、生まれ持った才能が違うこともあるかもしれません。天才もときどきはいるので、よく考えてみると不公平だらけだと思うこともあります。「天は二物を与えず」と言いますが、「与えてんじゃねえか!」と怒り心頭のときもあります。

 

「なぜ僕は埼玉の春日部に生まれたんだ、僕だって港区の金持ちに生まれたら、何か違った人生が開けていたのに!」と勝手に思った時期もありました。みんなそう思うこと、あると思います。実際には、金持ちの家に生まれなかったという現実が、僕にもあるわけです。

 

でも、世の中、2世、3世、4世が大勢います。それはそうなんだけれども、「話が違うじゃないか」と思いながらも生きていくしかないのが、僕たちです。

 

人間は平等だと言うけれど、矛盾はある。むしろ、矛盾だらけです。人間はその矛盾を前提に生きていったほうがいいと思います。

 

こちらも何か苦しみながら生きていく結果が、僕たち人間の味になるというか、その苦しみが味になるはずです。

 

何をやろうが、時間は平等で僕たちは一緒です。これは天から見たら、「おまえに与えている1日は、みんなとまったく一緒だぞ。その時間、何するの? 何に使うかは、みんなの自由だよ」ということだと思います。

 

時間が一緒だとすると、ますます努力が大切になります。僕は僕で生きていくしかない。そのアキラメ、現実を踏まえると、矛盾にはもう振り返らずに、その与えられた同じ時間をどう使うかに思いを巡らせたいです。

 

 

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    1974年9月29日生まれ。埼玉県春日部市出身。1995年、渡辺プロダクションに所属し、コンビ「ビビる」を結成。2002年にコンビ解散、以後ピン芸人としてマルチに活躍中。

    現在、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」、テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」、中京テレビ「前略、大とくさん」でMCを務める。

    趣味は幕末史跡めぐり。ジョン万次郎資料館名誉館長、春日部親善大使、埼玉応援団、萩ふるさと大使、高知県観光特使など、さまざまな観光・親善大使を務める。

    【主な著書】
    『覚えておきたい幕末・維新の100人+1』(本間康司・ビビる大木著、清水書院)
    『知る見るビビる』(ビビる大木著、角川マガジンズ)

    著者紹介

    連載ビビる大木、渋沢栄一を語る

    ビビる大木、渋沢栄一を語る

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    ビビる 大木

    プレジデント社

    歴史好き芸人・ビビる大木が、 同郷の偉人・渋沢栄一の遺した言葉を紐解く! 「はじめまして、こんばんみ! 大物先輩芸人と大勢の後輩芸人の狭間で揺れる40代『お笑い中間管理職』の僕。芸人としてこれからどうやって生き…

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