少ない資金だからこそ「乗り換え」が重要に
前回に引き続き、今回は、資金30万円を元手にした「30万円コース」を例に取り、売却か保有継続かを判断したポイントを説明したいと思います。
②KLab(3656)
バンダイを売却して得た資金の一部で乗り換えたのはKLab(3656)という中堅どころのゲーム企業でした。
<買い推奨をした日>
2013年6月24日
<買い推奨株価・株数>
792円(6月24日の高値は889円、安値は745円)/100株
<買い推奨をした理由>
買い推奨日の6月24日の前々日に、5月の月次業種が黒字に転換と発表され、上昇開始。以前から注目していて材料待ちだったため、資金の少ないコースでも少しでも買い推奨した方がよいと判断。最低単位の100株で参戦。
☆藤村コメント・・・30万円コースは資金が少ないところからのスタートのため、約8万円でも可能性に賭けたほうが得策と判断。バンダイを売ったからこそ買えた銘柄で、乗り換えが有効に効きました。
[図表]バンダイナムコホールディングス
<売買のまとめ>
●買い推奨日・株価 2013年2月21日1500円
●売り推奨日・株価 2013年6月24日1563円
●上昇率 +4.2%
●利益(200株)1万2600円
※売買のタイミングは弊社で扱っているコースの一例です。
乗り換えは「乗り換えたその日」に効果が現れる
<その後の展開>
約3週間後(7月16日)売り推奨株価1360円上昇ピッチが速く動きは一方通行で、途中からはバブル状態になったため、短期間で利益を確定することが得策と判断。早めの利益確定となりました。買値からの上昇率は+71.72%
<まとめ>
バンダイナムコホールディングスとKLabとの比較で、一時的にでも乗り換えを行えば資金効率が上がると判断したことで大きな利益を得られました。株数を少なめにしたからこそ、思い切ることができ、たった3週間でそれまでの停滞を打ち破ることができました。
乗り換えは、乗り換えたその日から効果がてきめんに現れます。その典型的なケーススタディと言えます。
この話は次回に続きます。