(※写真はイメージです/PIXTA)

大切なマイホームの寿命を守り、長く住み続けるには、メンテナンスが欠かせません。住宅メンテナンスの代表格と言えば「外壁塗装」ですが、業者におまかせというスタンスは危険です。なぜなら、「どうせ素人には分からないだろう」と工事費用をぼったくる悪質業者だっているからです。

短すぎる工期は「手抜き工事」の疑い

【工期】

外壁塗装の工期は7~10日が一般的です。しかし、天候によって作業が中断せざるを得ない状況になったり、時期によって塗料が乾燥するまでに時間がかかったりと、日数には多少の変動が生じます。短い工期を提示することで優位性をアピールする業者もありますが、必要な工程を省略している場合があるので、短ければ良いというものでもありません。

 

外壁塗装の見積書の例

窓やドアで「塗装面積をかさ増し」する業者に注意

住宅の床面積を表す坪数は1坪が約3.3m2で、2畳くらいの広さです。それでは、同じ坪数の住宅は外壁塗装の費用もすべて同じになるということでしょうか。

 

もちろん違います。どの住宅も窓やドアなどの開口部の大きさや数は違います。開口部には塗料を塗らないため、当然ながらこの部分の塗料の費用はかかりません。つまり、同じ坪数であっても外壁の塗装面積は住宅ごとに異なるのです。

 

しかし、なかには「どうせ素人には分からないだろう」と高をくくって、開口部も塗装面積に入れて計上する業者もいます。

 

そしてもう1つ、塗料の使用量も計算式で求められます。塗料は塗料メーカーによって必ず1m2を塗るために必要となる量が指定されています。この数値を使えば必要な塗料の量が分かるので、塗料にかかる費用も計算できるのです。

 

 

輿石 雅志

株式会社ドアーズ 取締役社長

外壁診断士、外壁アドバイザー

 

 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、輿石雅志氏の著書『マイホームの外壁塗装 完全成功読本』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

マイホームの外壁塗装 完全成功読本

マイホームの外壁塗装 完全成功読本

輿石 雅志

幻冬舎メディアコンサルティング

【スゴ腕の外壁診断士による「住宅メンテナンス」の必読書!】 一生に一度の買い物と呼ばれるマイホーム――。 しかし、マイホームを健康に保ち、寿命を延ばすためには、人間の身体と同じように定期的な点検とメンテナン…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録