短すぎる工期は「手抜き工事」の疑い
【工期】
外壁塗装の工期は7~10日が一般的です。しかし、天候によって作業が中断せざるを得ない状況になったり、時期によって塗料が乾燥するまでに時間がかかったりと、日数には多少の変動が生じます。短い工期を提示することで優位性をアピールする業者もありますが、必要な工程を省略している場合があるので、短ければ良いというものでもありません。
窓やドアで「塗装面積をかさ増し」する業者に注意
住宅の床面積を表す坪数は1坪が約3.3m2で、2畳くらいの広さです。それでは、同じ坪数の住宅は外壁塗装の費用もすべて同じになるということでしょうか。
もちろん違います。どの住宅も窓やドアなどの開口部の大きさや数は違います。開口部には塗料を塗らないため、当然ながらこの部分の塗料の費用はかかりません。つまり、同じ坪数であっても外壁の塗装面積は住宅ごとに異なるのです。
しかし、なかには「どうせ素人には分からないだろう」と高をくくって、開口部も塗装面積に入れて計上する業者もいます。
そしてもう1つ、塗料の使用量も計算式で求められます。塗料は塗料メーカーによって必ず1m2を塗るために必要となる量が指定されています。この数値を使えば必要な塗料の量が分かるので、塗料にかかる費用も計算できるのです。
輿石 雅志
株式会社ドアーズ 取締役社長
外壁診断士、外壁アドバイザー
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