(※画像はイメージです/PIXTA)

50代にもなると、自分が人よりかなり置いて行かれていると感じる局面が増えてきます。しかし、面白いことに、長い目で見ると、学歴がスゴイ人、大手企業にいる人、デカイ家に住んでいる人、巨万の富を得ている人、それぞれ80歳くらいの最終的な着地点にそう大きな差はないようです。焦らず、威張らず、腐らずの気持ちが大事だという。※本連載は松尾一也著『50代から実る人、枯れる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

 

あまりにもヘビーなことを請け負っている人はその重圧に耐えきれなくなってくることでしょう。そのうちに中長期計画を立てただけで、その通りの未来がやってくると安心してしまうことも危険です。

 

遠くまで歩いていくには、先の先の心配をしていたら前に進むこともできません。逆に遠くを憂えない人が、かえって長持ちしてしまうというケースをたくさん見てきました。

 

とりあえずは明日の準備だけをおこたらない。

 

そして気持ちの良い朝を迎える。そのシンプルなルーティンの繰り返しが重要です。

 

明日の準備が整っていると、ゆっくりとした所作がうまれます。ゆっくりとしたリズムが自律神経も整え、気がつけば遠くまで歩いて行ける体質に変えていきます。

 

先がどうなるかわからないけれど、まずは明日がいい一日になるように!

 

そう思うと気が楽になってきませんか。

 

生産性、効率性だけを求めすぎないことです。

焦らず、威張らず、腐らず…人生はなんとかなる

▼枯れる人=焦ってレースをあきらめてしまう


 
50代にもなると、自分が人よりかなり置いて行かれていると感じる局面が増えてきます。

 

あの人と自分では評価がこんなにも違うのか。収入もかなり違う。住んでいるところもこれほど違う……。

 

いわゆる周回遅れの状態です。

 

焦る気持ちもわかります。

 

そんな思いにとらわれた時は、深呼吸をしながら、アメリカの神学者ニーバーが作ったとされる「ニーバーの祈り」の言葉をたどってみましょう。

 

「神よ、変えることの出来ない事柄については、
それをそのまま受け入れる平静さを、
変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、
そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」

 

私達はつい自分で変えられることを放置して、実際は変えられない社会システムや他人の評価に絶望して人生レースを降りてしまいます。

 

そろそろ自分の力で変えられるものと、変えられないものの区別ができる大人になりたいものです。

 

面白いことに、長~い目で見ると、学歴がスゴイ人、大手企業にいる人、デカイ家に住んでいる人、すごく本が売れた人、巨万の富を得ている人、それぞれ80歳くらいの最終的な着地点にそう大きな差はないようです。

 

私が仕事をご一緒した著名な講師も晩年はみんな「チョボチョボ(失礼)」という印象です。

 

焦らず、威張らず、腐らず、一歩一歩、前進していきましょう。

 

松尾 一也
株式会社ルネッサンス・アイズ

 

 

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