「空室率」を限りなくゼロにするには差別化が不可欠
立地のよい場所にある優良な土地を安く入手することができても、それだけではまだ十分ではありません。どんなに申し分のない土地であっても、建物自体が入居者ニーズを満たさなければ、まったく見向きもされないおそれがあるからです。
不動産投資では、自分が保有している物件をいかに運用するかによって、現在の、そして将来の利回りが大きく変わってくるという特徴があります。
運用においてもっとも重要なポイントとなるのが、入居率もしくは空室率です。不動産投資においては、「入居率を限りなく100%に近づける(=空室率を限りなく0%に近づける)こと」が、必要不可欠となります。
空室率を限りなく0%に近づけるためには、マーケットニーズに即した、高いデザイン性や機能をもたせた建築を行い、さらに付加価値をもたせ、他社物件との差別化を図ることが重要となります。
女性は住む場所にお金を惜しまない傾向がある
他社物件と差別化するための手法はさまざまに考えられますが、ひとつの非常に有効な選択肢として、ぜひ、お勧めしたいのが20代30代のOL女性を意識したマンションづくりです。
女性は男性に比べて、住まいに対するこだわりが強く、快適な住環境づくりにはお金を惜しまない傾向が認められます。また、自分の趣味・嗜好と相容れない物件は一顧だにしませんが、いったん気に入れば、長く住み続けてもらえることが期待できます。
つまりは、女性のニーズを上手にとらえることに成功すれば、そのときどきの景気に左右されることなく、安定して高利回りの収益を確保し続けられる可能性が高まるのです。