(※画像はイメージです/PIXTA)

自宅や収益物件の価値を維持するために不可欠な外壁塗装工事。防水や防汚の効果はもちろんですが、色彩も建物の印象や美観を左右する重要ポイントです。しかし、よく考えずに色選びをしてしまうと、イメージとかけ離れた仕上がりとなり、後悔することになりかねません。失敗しない外壁塗装の色選びについてプロが解説します。

塗装工事中「洗濯物」を心配する住人は多いが…

工事中は業者が家の周りを行き来しますし、足場や塗料の飛散防止シートで家を取り囲みますので、通常どおりの生活とはいきません。

 

私たちがよく聞くお客さんの声を踏まえると、心配する人が多いのは工事中の洗濯物についてです。

 

工事中は、家から約90センチメートルのところに足場を組みます。ここに塗料の飛散防止シートを被せますので、90センチメートルより外側に洗濯物を干す場合は、塗料などで汚れる心配はいりません。

 

ただし、塗料などは飛ばなくても臭いが付く可能性はあります。物干し竿や洗濯物を干すスペースが家から90センチメートル以内にある場合は、施工中は干すことができなくなります。この場合、塗装していない面に干すか、塗装などを行っていないときに干すか、室内に干すことになるでしょう。汚れるかもしれない位置に洗濯物が干してあると職人も気を使わざるを得なくなり、作業スピードが落ちることもあります。

 

いつ、どの期間に洗濯物が干せなくなるかは、工事内容の打ち合わせのときに明確にしておきましょう。

 

また、外干しした洗濯物が汚れる可能性が大きいのは、高圧洗浄中と塗装中です。この期間が分かったらご近所にも伝えておくようにしましょう。

 

工事中の生活についてもう1つ書き加えておきたいのは、塗料が飛散しないように窓などにビニールを使い養生をしますので、あらかじめ開け閉めをしたい窓を業者に伝えておきましょう。そうすることで職人は開け閉めできるように窓をビニールで養生します。

 

快適に自宅で過ごす場合には、あらかじめ業者と開け閉めしたい窓について調整することも大事です。

 

 

久保 信也

株式会社リペイント匠 代表取締役

 

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